タイヤを保管する正しい方法まとめ!タテ積み、ヨコ積みの違いも解説!

タイヤ 保管 正しい方法 まとめ タテ積み ヨコ積み 違い 解説

愛車を守るためには、タイヤの保管もドライバーの重要な務めです。

ただスペースがあるところに押し込むだけでは意味がありません。正しくタイヤを保管することで、タイヤの耐用年数を延ばすことができます。

そこでこの記事では、タイヤを少しでも長持ちさせる保管方法を紹介していきます。

タイヤの耐用年数を延ばす保管方法

タイヤ 耐用年数 伸ばす 保管方法

タイヤの寿命は保管する場所や保管の仕方を気をつけることで、本来の耐用年数をまっとうさせることができます。
タイヤの平均的な耐用年数は、「5年もしくは5万キロ」と言われています。

ただしこれはあくまでも、タイヤに優しい走行や保管をしていればの話です。
どんなに丁寧に保管しても、残念ながらタイヤの寿命を本来のスペック以上に延ばすことはできません。逆にタイヤに負荷をかける運転や無造作な保管方法では、本来の耐用年数より短いスパンでの交換が必要になってしまうのです。

いつも2年足らずの周期で新品タイヤを購入してるという人は、もしかしたら保管方法を意識することで本来の耐用年数に近づけることができるかもしれませんよ。

タイヤを守る3つの要素

タイヤのスペックを守る3つのキーワードは、

  • 衛生状態
  • 環境
  • 置き方

です。

この3つの要素を快適にしてあげることで、タイヤは安らかに次の出番まで休むことができます。
具体的にはどのような点に注意してあげればよいのか、1つずつ解説していきます。

衛生状態

きれいに泥などの汚れを落としてから保管することが大切です。
タイヤ交換で外したままの状態で、すぐに物置にしまい込んでいる人はいませんか?

人間だってお風呂で身体の汚れを落としてからではないと熟睡できず、翌朝のコンディションに響きますよね。タイヤも同じです。

常に地面と接していたタイヤは、車の中でも特に汚れが付着している部品です。
空気圧の調整なども含め具体的な方法は次の章でもっと詳しく解説しますね。

環境

タイヤにとって快適な保管場所は、温度や光、湿度の変化が少ない環境です。
温度や湿度そのものに制限があるわけではなく、急激な環境の変化を避けることが大切です。
そのためには直射日光の影響を受けずに、雨風にさらされない場所に保管することがベスト。車庫や物置など、四方を完璧に覆える環境がベストですね。

タイヤそのものは、寒冷地仕様など高性能のタイヤが開発されています。なので、温度や湿度までを住環境レベルまで調整する必要はありません。
あくまでも日によって環境の変化を起こりにくくしてあげることがポイントです。

置き方

タイヤはホイールが付いたまま保管する時には横置きで、ホイールを外す場合は縦置きすることが基本です。
1番の理想はタイヤ保管専用のラックがあることですが、そうそう置ける家庭はないですよね。集合住宅の場合は特にスペースに限りがあります。

どうしても保管場所が狭い場合は平積みでも構いません。大切なのは、できるだけタイヤに負荷を与えないしまい方をすることです。

具体的な保管方法についても次の章で解説しますが、タイヤの1つ1つが窮屈な状態になっていないか?を観察してあげると、より摩耗しない置き方を配慮することができます。

こんなタイヤの保管方法は間違っている!

タイヤ 保管方法 間違い

タイヤを雨さらしの場所に置き続けたり、保管中に1度も積み替えをしないでいるとどんどん劣化が進んでしまいます。

あなたはこれから挙げるNG事例に当てはまった置き方をしていませんか?
ぜひ照らし合わせてチェックしてみてください。

NG事例その1〜屋外に保管

タイヤは環境の変化を大きく受けるので、できれば室内(車庫・物置)保管が大前提です。
敷地内でもたまにベランダやサンルームに保管している家庭がありますが、これではあまり意味がありません。直射日光や雨風による影響をモロに受けるからです。

タイヤのゴムは急激な温度変化で劣化のスピードが早くなります。また雨雪による濡れの放置により、ホイールのサビの原因になります。

NG事例その2〜ホイールの有無を意識しない

タイヤはホイールがついたままで保管する場合と、外した場合とでは保管方法に違いがあります。
それを意識せずに同じ積み方をしていると、下に積んだタイヤのダメージを加速させてしまいます。
ホイールが付いたタイヤは当然その分の重みがあるので、縦置きしてしまうとタイヤの一部の部分に負荷が偏ってしまいます。

この場合は横置きにして地面との設置面積が広い方が、タイヤにかかる負荷を分散できます。
またホイール付きの時は、平積みした際にホイールがしっかりと上下の重みからタイヤのゴムを守ってくれる役割も果たしてくれます。

一方でホイールを外した状態のタイヤは、抵抗力が弱くなっていることを意識してあげてください。間違ってもホイール付きのタイヤとなしのタイヤを適当に重ねることだけはしないようにしましょう。

NG事例その3〜保管しっ放し

しまったタイヤをワンシーズン放置したままだと、残念ながらタイヤの寿命を縮めてしまいます。
でも意外に保管したまま手を加えずにいるお家は多いですよね。

長時間運転しない車本体には気をかけてエンジンをかけたりする人は多いのに、車の支えになってくれているタイヤの保管には無頓着な人が多いです。
分かりやすく、人間の床ずれを想像してみてください。タイヤだって、ずっと同じ体勢でいたら摩擦が多い部分から劣化が始まるのは当然のこと。

正しい保管方法は1か月に1回でもよいので、タイヤの向きや平積みの順番を替えてあげることです。
面倒な作業かもしれませんが、これをするのとしないのとではタイヤの耐用年数に大きな差が出るのです。

以上のようなNG事例を通して、タイヤにとって「可哀想な状態」を想像できたと思います。
次の章では正しい保管方法について、具体的に解説していきます!

正しいタイヤの保管方法はこれだ!

正しい タイヤ 保管方法

タイヤはホイルの有無によって置き方を変えたり、定期的に向きや順番を入れ替えることで耐用年数を延ばすことができます。
具体的な「タイヤにとって心地よい休み方」を簡潔に紹介していきます。

タイヤの良い保管方法1〜室内保管する

タイヤにとってのベストな保管場所は、直射日光が当たらない個室の中です。
ガレージや物置に保管するのが理想的で、可能な限り温度変化の少ない場所が良いです。

寒冷地では氷点下に物置が設置されている場合もありますが、タイヤの性能も上がっているのでそこまで寒さ対策を意識することはありません。
それよりも保管庫の風通しを良くして、カビや湿気を防止してあげる方が重要です。

タイヤの良い保管方法2〜ホイール付きであれば横置きでOK

ホイール付きのまま保管するのであれば、横置きをして上にタイヤを積み重ねてもOKです。
逆に縦置きしてしまうと、地面の接地面に圧力がかかり過ぎてタイヤの劣化を早めてしまいます。

ただしタイヤを横置きで重ねる際は、タイヤとタイヤの間にダンボールなどをかませて緩衝材替わりにすると、より1つずつのタイヤの摩耗を和らげてくれます。

タイヤの良い保管方法3〜空気圧を下げる

タイヤを保管する時には、タイヤの空気圧を半分以上下げておきます。
これも家に道具がない場合など、なかなかそこまでやる人は少ないかもしれません。

しかし圧がマックスの張り詰めた状態で積み重ねて置いておくのと、緊張を緩めた状態とでは、タイヤにかかる負荷の大きさに差が出ます。

この一手間を惜しまないことが、タイヤの寿命を維持する保管方法です。

タイヤの良い保管方法4〜カバーをかける

保管するタイヤは専用のカバーで覆っておくと、より安らかに保管することができます。
なければ大判のビニール袋に空気穴をあけて包んでおくだけでもちがいます。とにかく裸のまま置かないのがポイント。

湿気がたまりやすい場所であれば、カバーの中に新聞紙を詰めておくのもおすすめの方法です。

タイヤの良い保管方法5〜入れ替える

保管したタイヤは、少なくとも月に1回は積み重ねの順番を替えましょう。
下の方に積んであるタイヤほど、疲労困憊しています。ホイールなしで立て掛けていたタイヤも回転させて、接地面を替えてあげてください。

この作業もなかなか多くの人がやらない工程ですが、とても大切な一手間です。

タイヤを保管する手順

タイヤ 保管 手順

タイヤは保管の仕方そのものよりも、タイヤを保管する前の事前準備と保管した後の手の加え方が重要な工程になります。
順を追ってポイントを見ていきましょう。

タイヤ保管手順1〜保管場所の環境整備

タイヤを保管する場所の整理整頓と掃除から始めましょう。
せっかく正しい詰め方をしても、他の物に挟まれてぎゅうぎゅうの状態では意味がありません。

タイヤは一見頑丈なイメージなので、平気で保管中のタイヤの上に荷物を積もうとする人がいます。
タイヤだけの専用スペースではなくてよいですが、せめてタイヤを置くのに少しゆとりのあるスペースを開けておいてください。

あらかじめそのスペースをお掃除しておくのも大切ですね。

タイヤ保管手順2〜タイヤの汚れを落とす

頑張ったタイヤの汚れをキレイに洗い流し、その後しっかり乾燥させておきます。乾燥は日陰干しするようにしてくださいね。
ここまできてやっと初動準備完了です。

タイヤ保管手順3〜空気圧を下げる

専用の道具を用いてタイヤの空気圧を保管用に下げておきます。(お店で依頼することもできますし、スタンドにも空気圧を調整する機器が置いてあります)

空気圧はタイヤを車にはめる時にも必ず調整するので、外した時のままの圧を保っておく必要はありません。

※空気圧調整機を誤って使用したことによる事故が過去にもあります。少しでも不安がある人は心得のある人に頼むようにしてください。

タイヤ保管手順4〜カバーをかける

裸のままではなく、専用カバーやビニールでタイヤを覆います。

タイヤ保管手順5〜保管

ホイールをつけたままの場合は横置きで、外した場合は縦置きで重ねないように保管します。

ホイール付きで積み上げる時は、タイヤとタイヤの間にダンボールをかませるとよりお互いの摩擦を防ぎます。

タイヤ保管手順6〜入れ替え

月に1度は、タイヤの積み替えの順番や縦置きタイヤの向きを替えましょう。
その際に手に触れて目視することで、サビの状態や劣化の有無を確認する目的もあります。

以上が正しいタイヤ保管の手順です。

ワンポイントアドバイスとしては、保管する際に車のどの位置に付けていたタイヤかを判るようにしておくと、取り付ける時にタイヤをローテーションすることができます。

タイヤ保管の時にあると便利なグッズ

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家でタイヤを保管する際には、タイヤを劣化から守る整備道具やカバーがあると便利です。
主に以下のグッズです。

タイヤ保管袋(カバー)

〜1000円前後のものから売られています。4本同時にくるめるタイプのカバーもありますが、できれば1本ずつくるむタイプの方がより摩耗を防げます。(手持ち部分が付いているタイプが便利!)

タイヤ置き

タイヤの1番下に置く敷物です。湿気防止のためにスノコを活用する人もいます。なければ段ボールでもOK。

とにかく地べたに直接置かないようにします。

清掃用具

ボディだけではなく、タイヤをキレイに掃除する用の道具があると便利です。

寒冷地で冬タイヤをしまう際は、融雪剤がタイヤの溝に入り込んでいます。できるだけ取り除いてからしまうようにしてください。

タイヤ専用ラック

スペースに余裕のある家は、あると便利で収まりも良いです。インテリアにもなるカッコいいデザインのラックもありますよ。

空気圧調整機

エアゲージ、エアチェックガンともいいます。タイヤ交換を自分でやる人には必須アイテム。

3000円程度で買えます。ただしスタンドでもできるのでなくてもOK。

ものにより精度がかなり異なるので、予算に余裕がある場合はいいものを購入した方がいいでしょう。

夏タイヤと冬タイヤの保管方法の違い

夏タイヤ 冬タイヤ 保管方法 違い

スタッドレスタイヤも夏タイヤと保管方法は変わりません。

天候や直射日光に左右されない場所で、防犯対策が施された環境で保管してくださいね。
しいて言えば、夏タイヤよりも泥などの目に見える汚れが少ない分、キレイにしてあげる意識が薄れてしまうかもしれません。

しかし、雪がひどい地域では融雪剤がタイヤに入り込んでしまっています。それらをできる範囲で取り除いてあげることと、雪道で濡れた水分をしっかり乾燥させてからカバーにしまうことです。

※ちなみにスタッドレスタイヤの寿命は夏タイヤよりも2年ほど短いです。それでも正しく丁寧な走行と保管次第で、1年ごとに買い替えていた人はもう1年大切に履き続けられるかもしれません!

タイヤの保管サービスを利用する

タイヤ 保管サービス 

家にタイヤを保管するのに適したスペースが作れない人や、自分で手をかけるのに自信がない人は、丸々託すことができるサービスを利用するのも方法です。

この手のサービスには、レンタル物置のようにスペースだけ提供してくれるサービスと、管理も含めてやってくれるサービスとがあります。
管理やメンテナンスのサービスも込みでやってくれるお店であれば、安心して託すことができますね。盗難防止にもなりますし、そのお店でタイヤ交換も依頼すれば、シーズンごとに手ぶらで通うこともできます。

料金の目安は1万円〜。タイヤの大きさでサービス料が変動しますが、1年預けたとしても2万円を超えることはまずないでしょう。

正しいタイヤの保管方法〜まとめ

タイヤの保管方法は、運転の仕方と同じくらいタイヤにとっては重要なことです。

窮屈な場所を避け、温度や湿度変化が少ない場所で、たまには風通しを良くしてあげて、1つのタイヤだけに負荷がかからないように注意してあげること。

整備された道路が増え、タイヤの性能も上がってきています。

正しい保管次第では、新しいタイヤを購入するまでのスパンを今より延ばすことができるかもしれません。

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