「カードローン会社からローンカードはどうやって送られてくるの?」
「郵送物のせいでカードローンの利用が家族にバレるかもしれない…」
カードローンの利用を家族に知られたくないという人は少なくはないでしょう。
そのためにも本記事では、郵送物なしのカードローンについて、以下の内容をメインに解説していきます。
- カードローンを郵送物なしで利用する方法
- 郵送物なしで申し込めるオススメのカードローン
- 郵送物なしのカードローン利用についての注意点
ご家族と同居している場合、カードローン利用がバレる主な原因は「郵送物」です。
なるべくこっそりカードローンを利用するためにも、最後までご覧ください。
この記事の監修者

おんだ まさゆき
恩田 雅之
- 保有資格
1959年 東京生まれ
専修大経営学部卒業後、16年間パソコン業界の営業の職業に携わる。
2004年3月にCFP®資格を取得後同年6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。
初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心としたコラムの執筆やローン関連を中心に記事の監修などを中心に活動中。
郵送物なしでカードローンを利用する方法とは?

カードローン会社から申込者に郵送物が送られるのは、申し込みの段階であることが多いです。
そのため、郵送物が送られないカードローンを利用するためには、申し込みに下記の条件を満たしている必要があります。
- WEB完結に対応しているか
- 自動契約機があるか
- カードレス契約に対応しているか
ここでは、それぞれの方法と特徴について解説していきます。
WEB完結での申し込みの利用
カードローンの郵送物の大半は、WEB完結の申し込みの利用で回避できます。
ここで注意しておきたいのが、WEB申し込みとWEB完結の違いです。
WEB申し込みとは、インターネット上からの申し込みを指します。
申し込みはWEB上で完了しますが、以降契約までは郵送物の受取や店舗契約が必要です。
反対にWEB完結とは、以下すべての流れをWEB上で完結できることを指します。
- 申し込み
- 審査
- 契約
- 借り入れ
通常カードローンの契約には、ローンカードや契約書類の受取が必要です。
WEB完結の利用により、それら必須の郵送物の発生を防ぐことができます。
WEB完結では契約内容もWEB上で確認でき、口座振り込みによる借り入れも可能です。
そのため申し込みから契約に至るまで、郵送のやり取りを必要としません。
郵送物なしでのカードローン利用には、WEB完結が最優先の選択肢といえるでしょう。
自動契約機での契約
契約時の郵送物を回避するなら、自動契約機の利用もまた有効といえるでしょう。
自動契約機での契約であれば、その場でローンカードや契約書類が発行されます。
WEB完結による「ペーパーレス」が不安なら、自動契約機での契約がオススメです。
ここで、自動契約機を利用するメリットをまとめてみました。
- ローンカードや契約書類の郵送がない(その場で発行)
- 条件次第で即日融資も可能
- オペレーターのサポートがあり安心
自動契約機で契約が完了すれば、発行されたローンカードは使用可能な状態です。
近くにコンビニATMがあれば、夜間であってもその日中に借り入れができます。
また、自動契約機には備え付けの電話機があり、オペレーターと通話が可能です。
もし、契約手続きの中で不明な点があっても、その場で質問ができるので安心して利用することができます。
ただし、申し込みの段階から自動契約機を利用するのは、あまりオススメできません。
その理由は、手続き中に待たされる場面も多くなり、自動契約機内での拘束時間が長引いてしまうからです。
まずはWEB上で申し込みを済ませ、ローンカードの受取を自動契約機に指定しましょう。
また、その際に近くの自動契約機の設置場所を調べておくことをオススメします。
カードレスでの利用
カードレスキャッシングやカードレスローンは、ローンカード不要で利用できるカードローンのことを指します。
そのため、カードレスで利用できるカードローンは「WEB完結」と同じ利便性を持つといえます。
カードレスで利用できるカードローンの特徴は下記の通りです。
- ローンカードの郵送がない
- スマホアプリで借り入れが可能
- 手持ちのキャッシュカードがローンカード代わりになる
カードレスでの利用であれば、ローンカードの郵送は発生しません。
それだけでなく、ローンカード紛失・破損によるリスクがないのもメリットといえます。
カードレス利用に対応しているカードローンは、少なくありません。
ローンカードでの利用にこだわらないのであれば、利便性の面においてもオススメです。
専用スマホアプリや、手持ちのキャッシュカードで借り入れが可能なものもあります。
カードローンごとの特徴を確認して、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。
郵送物がないオススメのカードローンを紹介

消費者金融カードローンの中には、郵送物なしを公言しているものが多数あります。
「郵送物なし」という条件は、ご家族にカードローンの利用が知られたくない人にとって必須といえるでしょう。
これから紹介するカードローンの中から、ご自身が利用したいと思えるようなカードローンを探してみてください。
SMBCモビット
SMBCモビットでは、WEB完結を利用することで郵送物を回避することが可能です。
SMBCモビットのWEB完結には、以下のような特徴があります。
【SMBCモビットのWEB完結の特徴】
- カードレス契約によりローンカードの郵送がない
- 自宅への郵送物がない
- 自分への電話連絡がない
- 職場への在籍確認の電話がない
郵送物がないだけでなく、電話連絡もなくなるのは大きなメリットといえます。
特に在籍確認の電話により、勤務先への影響が不安な人にとっては嬉しいポイントです。
ただし、SMBCモビットのWEB完結は、以下の条件を満たす必要があります。
- 満20歳~69歳までで安定収入があること
- 三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行口座の所持
- 全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)・組合保険証の所持
上記の条件のうち、保険証は会社発行のものが指定されているのが難しいポイントです。
雇用形態によっては、保険証が発行されていないケースも珍しくはないでしょう。
もし、WEB完結の条件が満たせないのであれば、ローン契約機の利用もオススメです。
顔写真つきの本人確認書類を持参し、契約機で契約を完了すれば郵送物は発生しません。
ローン契約機は三井住友銀行内に設置されているので、事前に場所を調べておきましょう。
SMBCモビットの最大の利点は、WEB完結にあります。
郵送物以外に、電話連絡も避けたい人にオススメのカードローンといえるでしょう。
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プロミス
プロミスでの特徴としては、WEB完結と「アプリローン」への対応が挙げられます。
プロミスのWEB完結は、SMBCモビットと異なり在籍確認の電話連絡なしにはなりません。
その代わりに、SMBCモビットのWEB完結よりも申し込みやすいものになっています。
なぜなら、プロミスのWEB完結に必要なのは、「本人確認書類」のみだからです。
ただし以下の条件においては、追加で収入証明書類の提出も必要になります。
- 借り入れ希望額が50万円を超える場合
- 借り入れ希望額と他社借り入れの合計が100万円を超える場合
条件に該当する場合は、忘れずに収入証明書類を用意しておきましょう。
また、プロミスのもうひとつのメリットが、アプリローンです。
アプリローンもまたWEB完結が可能なサービスで、以下のようなメリットがあります。
【プロミスのアプリローンのメリット】
- スマホアプリで申し込みから借り入れ・返済まで可能
- ローンカード不要
- 原則24時間・土日や夜間でも対応
- アプリで借り入れ状況の確認や登録情報の変更手続きが可能
- LINEとの連携・問い合わせが可能
郵送物がないのはもちろんのこと、借りたあとのサポート体制も充実しています。
プロミスのアプリローンは、通常のWEB完結よりもさらに便利に活用できます。
アプリひとつですべてが完結できるので、特にスマホユーザーとは相性がよいでしょう。
利用中のサポート体制や、便利さ・手軽さを求めるならプロミスは非常にオススメです。
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アイフル
アイフルでは、2018年4月22日からカードレス契約を開始しました。
WEBからの申し込み限定で、カードレス契約によりWEB完結にすることが可能です。
【アイフルのここがオススメ!】
- WEB申し込みから「カードレス契約」でWEB完結可能
- アプリからの申し込みでWEB完結可能
- 全国のローソン・セブン銀行ATMでスマホから返済可能
通常のWEB完結に加え、スマホアプリでの申し込み・キャッシングにも対応しています。
WEB完結可能なサービスが複数ある点は、プロミスの特徴によく似ています。
どちらもカードレスでの利用になるので、契約時の郵送物は発生しません。
また、アイフルのスマホアプリも、プロミスのアプリ同様便利に活用できます。
特に、アイフルのスマホアプリは、以下のような使い勝手のよさが印象的です。
【アイフル公式スマホアプリのメリット】
- 生体認証またはPINコードでのログインが可能
- 免許証またはYahoo IDがあれば申し込みフォームの入力省略が可能
申し込み時や利用中における、各種情報入力のわずらわしさが一切ありません。
利用状況の確認や、スマホアプリがローンカード代わりになる点などはプロミス同様です。
アイフルかプロミスかで迷ったら、自分の好きなほうを選んでよいといえるでしょう。
少しでも早く借りたい方にもオススメ!
アコム

アコムは、今回ご紹介するカードローンの中で唯一、WEB完結が存在しません。
カードローンにおけるWEB完結への対応は、郵送物を回避する上で大事な要素です。
しかし「WEB完結」が存在しないアコムをオススメするのには、以下の理由があります。
- 通常申し込み後に店頭・契約機での契約完了で郵送物が回避できる
- 「カード受け取り前」の状態であっても借り入れが可能
アコムではローンカードの受取が必須であり、カードレスでの契約は不可能です。
ローンカードの受取が完了した時点で、「契約が完了」ということになります。
一般的に考えれば、契約が未完のままでは借り入れはできないでしょう。
しかし、アコムでは、ローンカード受け取り前に「振込」での融資に対応しています。
実質、WEB完結に近いことを、アコムでもできるということがわかります。
また、アコムにもスマホアプリがあり、以下のように使い勝手のよいものとなっています。
【アコム公式スマホアプリのメリット】
- 生体認証でログインが簡単
- プッシュ通知で支払日を知らせてくれる
- 全国のセブン銀行ATMで利用可能
- 24時間「最短1分」で振り込み可能
カードレスでの契約にこだわらないのであれば、アコムを選ぶのもよいでしょう。
ほかのカードローンと比べても、利用中のサポート面や便利さは劣りません。
また、「ローンカードを持っていたほうが安心」という人にもアコムはオススメです。
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郵送物なしのカードローンを利用する時の注意点

ここまでは、カードローンにおける、契約時の郵送物をメインに解説してきました。
しかし、カードローンの利用中にも、以下のような郵送物が発生します。
- 利用明細書
- 領収書
- 督促状
これらの郵送物は、どのカードローンであっても基本的に発生してしまいます。
カードローンにおける、契約時と利用中の郵送物にはそれぞれ対処が必要です。
ここからは、利用中の郵送物に関しての注意点を解説していきます。
毎月郵送される利用明細書・領収書
カードローンの利用がはじまると、毎月利用明細書や領収書が郵送されます。
これらの書類が郵送されることもまた、家族にカードローン利用がバレる原因です。
しかし、これらの書類はWEB上で確認するように設定を変更することができます。
現在では多くのカードローン会社で、書類のペーパーレス化が進んでいます。
毎月の利用明細書や領収書の郵送を回避するには、以下のような方法をオススメします。
- WEB完結の利用
- 申し込みの時点で「受け取らない」設定をする
- 会員メニューなどから書類をWEB上で確認するよう設定する
- 申し込み時点でオペレーターに相談する
代表的なものでは、WEB完結の利用が挙げられます。
WEB完結は契約時だけでなく、利用中の一切の郵送物も回避できる最適な手段です。
また利用中の郵送物に対してのサポートは、カードローン会社により異なります。
一番確実なのは、申し込み時にオペレーターに相談をすることです。
自宅への郵送物を避けたい旨を伝えることで、不安も解消され対処も可能になるでしょう。
返済遅延・滞納による「督促状」の郵送
カードローン利用中の郵送物の中には、督促状というものがあります。
督促状は一旦送付されることになると、如何なる手段でも回避することができません。
督促状はカードローンの返済が遅延、または延滞したときに送付されます。
そのため、督促状の送付を回避するには、以下のような「事前の対策」が必要になります。
- 返済期日を守る
- 返済が遅れそうな場合には早めにカードローン会社に連絡する
まず一番大切なのは、返済期日をしっかりと守ることです。
特に返済に問題がない場合は、返済期日の失念には注意しましょう。
もうひとつ注意したいのが、支払いが厳しいので返済期日が守れない場合です。
この場合、返済できないという後ろめたさから連絡をしないのは最も悪手といえます。
カード会社としても、利用者からの返済がないまま連絡がとれないと状況が分かりません。
督促状の郵送だけでなく、勤務先への連絡にも発展する可能性があります。
返済が厳しいと分かった時点で、必ず早めにカードローン会社へ連絡しましょう。
返済の意思があることと、いつまでに返済できるかを伝えることが大切です。
カードローン会社側も状況を把握し、一度は大目に見てもらえる可能性があります。
ただし連絡が遅いと、入れ違いで督促状が届くこともあるので注意しましょう。
郵送物なしでもバレる原因をゼロにはできない
郵送物をなくすことは、カードローンの利用が家族にバレることを防ぐのに有効です。
これまで解説してきたことを実践することで、リスクを減らすことはできるでしょう。
しかしカードローンには、郵送物以外にも家族や周囲の人に利用がバレる原因があります。
郵送物の回避だけで安心せず、以下のような原因にも注意をしておきましょう。
- 勤務先への在籍確認の電話
- 通帳の記録を見られる
- ローンカードを見られる
- カードローン会社からの電話
特に今回の解説を踏まえた上で注意したいのが、ローンカードと通帳の記録です。
郵送物を回避するという点においては、カードレス契約をオススメします。
しかし、カードレスでの口座を介した取引の場合、基本的に通帳に記録が残ります。
この通帳の記録を見られてしまうと、カードローンの利用がバレる可能性が高まります。
反対にローンカードの場合は、ローンカードそのものが利用バレの原因となるでしょう。
カードローンの利用がバレる原因とその対策については、以下の記事をご覧ください。
「郵送物なし」のカードローン利用に関するQ&A
ここからはカードローンの郵送物について、よくある質問をQ&A形式で解説していきます。
カードローン会社からの郵送物の差出人の名義人は?
カードローン会社の郵送物では、基本的にカードローン会社の名前は使用されません。
在籍確認の電話を例に出すなら、カードローン会社は個人名を名乗ります。
それと同じように、郵送物においても「専用の名義」を差出人名義として使用します。
本記事で紹介した大手消費者金融4社の差出人名義は、以下のとおりです。
事業者名 | 郵送物の差出人名義 |
SMBCモビット | MCセンター |
プロミス | パルセンター または 事務センター |
アイフル | AIセンター |
アコム | ACサービスセンター |
上記の表を見ると、どの会社も全く違う名義になっていていることがわかります。
各差出人名義は、検索すればすぐにどこからの郵送物かがわかってしまいます。
それでなくても、見慣れない差出人からの郵送物は怪しまれる可能性が高いといえます。
郵送物の詳細について問い詰められれば、その場でごまかすのは難しいでしょう。
カードローン会社では、専用の差出人名義を使用されていることだけ覚えておきましょう。
それを踏まえた上で、郵送物が見つからないようにするか回避するための工夫が必要です。
郵送物の日付や配達時間の指定はできるの?
カードローン会社からの郵送物は、原則配達日時の指定はできません。
ただし契約時の郵送物に関しては、「本人限定受取」の郵送物なので例外です。
本人限定受取の郵送物は、以下の手順で日時指定ができる場合があります。
- 郵便局から「本人限定受取郵便」の連絡が入る
- 電話で希望の配達日時を伝える
ここで日時指定が「できる場合がある」としたのは、必ずしも連絡が入るわけではないためです。
本人限定受取の郵送物は、郵便局に到着した時点で本人への通知があります。
しかしその通知の方法は電話連絡のほかに、通知書の送付になる場合もあるのです。
そうなると通知書そのものが、家族に見られてしまう可能性がありますね。
特に本人限定受取の郵送物となると、怪しまれる原因にもなり得るでしょう。
また契約時以外の郵送物に関しては、普通郵便で届きます。
どうしても日付を指定したい場合、一度カードローン会社に相談してみてもよいでしょう。
ただし基本的には配達日時の指定はできないので、過度な期待は禁物です。
銀行カードローンでは「郵送物なし」にできないの?
銀行カードローンの中には、郵送物なしで契約できるものもあります。
しかし、消費者金融のように、利用中の郵送物まですべて回避できるものはありません。
銀行カードローンでは、消費者金融ほど「郵送物なし」が重視されていないのです。
そうなるとカードローンの選択肢も、必然的に狭まってしまうでしょう。
ただし銀行カードローンに申し込んだ場合、以下のようなメリットもあります。
- 差出人名義が銀行なので怪しまれにくい
- WEB完結に対応しているものもあり申し込みがラク(郵送物は回避不可)
- 手持ちのキャッシュカードをカードローンとして使用できる場合がある
銀行カードローンを利用した場合、郵送物の差出人名義は「銀行名」です。
それだけでなく、封筒にカードローンと記載しない配慮をしてくれる銀行もあります。
郵送物をメインに考えた場合、郵送物を回避できることで安心できるのが消費者金融です。
反対に「郵送物が届いても安心」なのが、銀行カードローンの強みといえるでしょう。
そのため郵送物なしでカードローンを利用したいなら、消費者金融のほうがオススメです。
郵送物がないカードローンについてのまとめ
カードローンにおける郵送物は、様々な方法で回避することができます。
これまで解説してきたことのまとめとして、重要な事柄を以下にまとめてみました。
- 郵送物なしにするにはWEB完結の利用が最適
- 契約時の郵送物を回避するなら店頭窓口や契約機での契約がオススメ
- 毎月送られてくる郵送物はWEB上で確認する設定をすることで回避可能
- 督促状の送付を防ぐため返済期日はしっかり守る
- 万が一返済が遅れそうな場合には速やかにカードローン会社へ連絡する
特に消費者金融カードローンは、郵送物なしで利用できるものが多く存在します。
郵送物が回避できることを前提条件に、そのほかのメリットで選ぶことも可能です。
ご自身にあったカードローンが、きっと見つけられます。
郵送物なしで、安心かつ便利なカードローン利用を実現しましょう。
また、下記の記事では在籍確認の電話連絡がないカードローンを紹介しています。
職場にカードローンの利用が知られたくないという方は、こちらもあわせてご覧ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。