返済

カードローンの返済を延滞するとどうなる?延滞しないためのコツも紹介!

カードローンの延滞について

「カードローンを延滞したらどうなるの?」
「一日くらい延滞しても特に問題はないよね?」

本記事ではカードローンの延滞について、以下をメインに解説していきます。

  • カードローンを延滞すると何が起こるか
  • カードローンの延滞を防ぐコツ
  • 延滞を解消しない場合の流れ

結論を先にいうと、カードローンを延滞しても何も良いことはありません
延滞をしないコツについても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

カードローンでの延滞とは?

延滞とは返済に遅れること

カードローンの延滞とは、以下のように返済日に最低返済額を支払えないことです。
(最低返済額…毎月の返済日に必ず支払わなければいけない金額のこと)

  • 返済日に入金するのを忘れた
  • 返済日に残高不足で口座振替されなかった

返済日が毎月8日の場合、9日に返済した場合は1日延滞したことになります
(返済日が土日祝日の場合は返済日は翌営業日になるのが一般的)

また、延滞には「滞納返済遅延・返済遅れ」とさまざまな呼び方があります。

カードローンの返済を延滞するデメリットとは?

カードローンの返済を延滞すると下記のようなデメリット・リスクが生じる可能性があります。

  • 通常の利息に遅延利息が追加される
  • 信用を著しく損なってしまう
  • 返済専用になる可能性がある
  • 利用残高の全額返済を求められることもある
  • 金融事故になるかもしれない

ここでは、上記のデメリットについて細かく解説していきます。

遅延損害金の計算方法

計算方法は利息と同様に「借り入れ残高 × 遅延利率 ÷ 365日 × 延滞日数」となっております。

遅延損害金が発生すると、通常の利息以上の金銭的負担がかかるので要注意。

例として30万円を借り入れした状態で、遅延損害金の利率が18.0%の場合の遅延損害金は以下の通りです。

  • 1日の延滞…遅延損害金は約147円
  • 7日の延滞…遅延損害金は約1,035円
  • 10日の延滞…遅延損害金は約1,470円
  • 20日の延滞…遅延損害金は約2,958円
  • 30日の延滞…遅延損害金は約4,438円

なお遅延利率は消費者金融は年20.0%を適用しているところが多いですが、銀行は各社で異なります。

信用が大きく低下する

延滞するのは約束を破ることと同じ

返済日は「この日までに返す」とカードローン会社と約束した日です。

事前に決定したのにも関わらず延滞するということは、約束を破ることになり、信用低下は避けられません。

カードローン会社からの信用が低下すると下記のようなデメリットが生じる可能性があります。

  • 利用限度額を増額できなくなる
  • 利用限度額が減額する
  • 利用停止(追加融資NG)になる

利用限度額の増額審査に通過するためには、カードローン会社から信用を得ている必要があります。

そのため1日でも延滞すると、増額される可能性はかなり低くなるといえるでしょう。

また、「もう借りないでほしい」と思われれば、利用限度額が減額になったり借り入れができずに返済専用になるでしょう。

いずれにせよ利用範囲が狭くなり、延滞以前よりカードローンとして使い勝手が悪くなってしまいます

家族にカードローンの利用がバレる可能性がある

カードローンの返済を延滞すると、借り入れをしている会社から連絡がある可能性があります。

そのため、下記のようなパターンだと家族にカードローンの利用がバレてしまうかもしれません。

  • 固定電話への連絡
  • 自宅に届く書類

基本的にカードローン会社からの電話は、申し込みで申告した携帯電話にかかってきます

ただし固定電話の番号を申告した方は、家の電話にかかってくるでの注意してください。

延滞が長引くと、カードローン会社からの電話による返済の催促があります。

催促に応じないと自宅に書類が届くので、家族にバレる可能性はさらに高くなるでしょう。

数日の延滞でも金融事故になることもある

数日の延滞なら大丈夫だと考える方も多いですが、毎月数日の延滞が積み重なると金融事故として扱われる可能性があります。

カードローンは信用第一のため、頻繁に延滞する利用者は信用できないとみなされます。

カードローン会社によっては契約後であっても返済日の変更を行うことが可能です。

今の返済日での返済が厳しいのであれば、返済日の変更を検討しましょう。

数日の延滞では信用情報にキズはつかない

61日以上または3ヶ月以上の延滞は必ず金融事故

信用情報とは、過去のローン・クレジットの利用履歴のことです。

1日から数日程度の延滞では、信用情報に金融事故の記録はつきません
(先述した通り、毎月のように延滞していた場合を除く

ただし61日以上または3ヶ月以上の延滞は、必ず金融事故になると思ってください。

信用情報は「信用情報機関」といわれる組織が登録・管理。
日本には主に以下のような信用情報機関があり、金融事故になる基準は異なります。
(※表は横スクロールできます。)

信用情報機関ホームページ
CIC(割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関)https://www.cic.co.jp/
JICC(日本信用情報機構)https://www.jicc.co.jp/
JBA(全国銀行個人信用情報センター)https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

この中でCICとJICCは、61日以上または3ヶ月以上の延滞は記録されると公言しています。

長期延滞した金融事故の記録は、カードローン会社に隠せないと思っておきましょう。

金融事故が記録されている間はローン審査は不利に働く

金融事故が記録されている人=過去に問題を起こした人

金融事故が記録されている間は、ほとんどのカードローンの審査を通過できません。

カードローンに限らず、住宅ローンなど他のローンの審査でも必ず信用情報を確認されます。

そのため以下のように判断されて、あらゆる審査をクリアできなくなるので要注意です。

  1. 過去に金融事故の記録 ⇒ 返済に問題があった
  2. 融資しても返済されないリスクが高い
  3. ならば最初から融資しない ⇒ 審査落ち

長期延滞による金融事故が信用情報機関に登録される期間は大体5年です
つまり、契約終了から5年もローン審査に不利になるということです。

銀行カードローンの延滞履歴は1日でも記録される

すべての銀行カードローンは、基本的にJBAに加盟しています。
JBAでは1日の延滞も記録されるため、銀行カードローンを利用している方は要注意です。

別の銀行融資を受けようと他行のカードローンに申し込んだ場合、審査で不利に働く可能性はあります。

カードローンを延滞しないためのコツ4つ

ここでは、カードローンの返済に遅れないためのコツを紹介します。

  • 延滞が確定したらカードローン会社に連絡を入れる
  • 自動引き落としで約定返済をする
  • 給料日直後に返済日を設定する
  • メールで返済日前に知らせてもらう

延滞確定後はカードローン会社に連絡する

延滞がほぼ決まっているならば、延滞する前にカードローン会社に連絡してください。

事前に連絡を入れておくことで、以下のような効果が期待できるかもしれません。

  • 利息の返済で済む場合がある
  • 連絡なしの延滞に比べて信頼低下を抑えられる

毎月の最低返済額は「元金の一部+利息」で構成されています。

事前にカードローン会社に連絡すれば、利息だけの支払いでOKの場合もあります

また「〇日までに支払います」と伝えると、その日までは催促されないでしょう。

約定返済は口座振替にする

自動引き落としの返済が一番おすすめ

約定返済(毎月の最低返済額の支払い)は、口座振替がオススメです。

口座振替であれば返済日を忘れていても、自動的に返済を済ませてくれます

ただし口座振替の返済には、注意しておくべき点が2つあります。

  • 残高不足だと自動引き落としができない
  • 返済日が固定されている場合がある

最低返済額以上の残高がなければ、延滞になってしまうので注意しましょう。

預金が少ない方は特に、返済日が近くなったら残高を確認しておくことが大切です。

また、他の返済方法の返済日が選択自由であっても、口座振替の場合は「毎月5日」など返済日が自由に変更できないこともあるので注意しましょう。

返済日を給料日のすぐ後に設定する

給料日はお金に余裕があるとき

返済日が選べるカードローンであれば、返済日は給料日の直後に設定すれば返済を延滞する可能性が減ります。

給料日の直後であれば、お金に余裕があるときに返済日が当たりやすいです。

給料の振り込み後の引き落としであれば問題ありませんが、振り込み前の引き落としだと、再引き落としがないカードローンでは延滞となってしまいます。

システム上の問題による延滞もないように、返済日は給料日の翌日以降に設定しましょう。

返済日お知らせメールを活用する

返済日お知らせメールとは、返済日が近いことを知らせてくれるメールサービスのこと。
多くのカードローン会社には用意されており、メールサービスは無料で利用できます

返済日お知らせメールを活用すれば、以下のような延滞につながる事態を防げるでしょう。

  • 返済日のうっかり忘れ
  • 口座振替の残高不足

忘れっぽい方や口座残高がギリギリになりやすい方は、ぜひお知らせメールを利用してみてください。

カードローンの延滞について3つのQ&A

ここでは、カードローンの延滞についてよくある質問とその答えをご紹介します。

延滞し続けると怖い人が家に来るの?

過度な取り立ては法律で禁じられているため延滞しても怖い人は取り立てに来ることはありません。

貸金業法第21条では、取り立て行為について規定されています。
要約すると、利用者の生活を脅かすような行動・言動は禁止です。

ただし闇金を利用すると、脅迫的・威圧的な取り立てがあるかもしれないので要注意です。

(そもそも異常な高金利で人生を破滅させるおそれがある闇金を利用するのは厳禁)

闇金が取り立てに来る事態は、自分だけでなく家族や近隣にも迷惑となります。

闇金の延滞を解消できないのであれば、すみやかに弁護士などに相談してください。

ブラックリスト入りすると何か不都合はあるの?

モニタリングに引っかかって利用停止になることもあります。

モニタリング(途上与信)とは、利用中にカードローン会社が実施する審査のことです。

申し込み時に実施する審査は、スクリーニング(初期与信)と呼ばれます。

モニタリングは、利用中に返済能力が下がっていないかを確認する目的で実施されます。

他社での金融事故が発覚すると、別のカードローンも利用範囲が狭まる可能性が高いです。

高確率で利用限度額を引き下げられたり、追加融資を受けられなくなります。

長期延滞中にお金を借りられることはあるの?

長期延滞をしている中での借り入れは難しくリスクも大きいです。

長期延滞しているということは、差し押さえや債務整理のリスクがあるということ。

仮にお金を借りられたとしても、高確率で多重債務に陥ってしまうでしょう。

多重債務に陥るのであれば、一刻も早く債務整理したほうが状況は改善するでしょう。

カードローンの延滞はデメリットばかり!なるべくすぐに対応しよう

カードローンの延滞について、解説してきたことをまとめてみました。

  • 延滞とは返済日に最低返済額が支払えないこと
  • 大きなデメリットは遅延損害金と信用低下
  • 長期延滞は金融事故となり以後のローン審査に悪影響
  • 延滞が確定したらカードローン会社への連絡が大切
  • 延滞しないコツは口座振替(返済日は給料日の直後)にすること
  • 延滞を解消しない限りは差し押さえに一直線
  • 早めに債務整理をしておけば職場にはバレない可能性が高い

カードローンを延滞することは、金銭的負担だけでは済まないということがお分かりいただけたかと思います。

客観的な信用が大幅に低下して、将来にも数年にわたってマイナスな影響が及びます。

もしも延滞してしまったときは、とにかく一刻も早く解消することが大切です。

解消ができない場合は、最悪な事態に至る前に早めに弁護士や司法書士に相談しましょう。

この記事の監修者

おんだ まさゆき

恩田 雅之

ホームページ:オンダFP事務所

1959年 東京生まれ
専修大経営学部卒業後、16年間パソコン業界の営業の職業に携わる。
2004年3月にCFP®資格を取得後同年6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。
初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心としたコラムの執筆やローン関連を中心に記事の監修などを中心に活動中。

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