「銀行カードローンは債務整理ってできるの?」
「自己破産するほどではないと思うんだけど返済がツラくて…」
カードローンには、消費者金融と銀行のカードローンがあります。
このうち銀行カードローンは、債務整理できないと思っている方が多いようです。
しかし銀行カードローンの借り入れでも債務整理することはできます。
そこで今回は、銀行カードローン利用者に多い任意整理について下記の内容を解説していきます。
- 債務整理(任意整理)についての基礎知識
- 任意整理の解決シミュレーション
- 実際に任意整理するときの注意点
現状のままでは完済できる気がしないという方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の監修者

おんだ まさゆき
恩田 雅之
1959年 東京生まれ
専修大経営学部卒業後、16年間パソコン業界の営業の職業に携わる。
2004年3月にCFP®資格を取得後同年6月、札幌にて「オンダFP事務所」を開業。
初心者向け資産運用に関するセミナーと投資信託など資産運用を中心としたコラムの執筆やローン関連を中心に記事の監修などを中心に活動中。
債務整理とは

債務整理とは、借り入れを減額または免除してもらう手続きのことです。
返済に苦しんでいる方が検討するもので、大きくわけて3つの債務整理があります。
任意整理 | 将来の利息をカットして 5年程度の分割返済を目指す手続き |
---|---|
個人再生 | 元金を半分~10分の1程度に 減額する手続き |
自己破産 | 最低限の財産を残して 借り入れをゼロにする手続き |
返済の負担が軽くなる度合いは「任意整理 < 個人再生 < 自己破産」です。
また任意整理は保証会社との直接交渉で、個人再生と自己破産は裁判所を通します。
ただしどれがベストなのかは、借り入れ状況などにより個人差があるんですね。
まずは弁護士や司法書士など、法律のプロに相談することが大切といえるでしょう。
銀行カードローン利用者に多いのは任意整理
債務整理の中でも、銀行カードローン利用者が多いのは任意整理。
借り入れが消費者金融だけであっても、任意整理する方は少なくありません。
カードローンの借り入れ合計額は、何千万円となるわけではないですよね。
高くても数百万円であるため、任意整理で何とかなる場合が多いからです。
任意整理の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 分割の返済期間は3年~5年が一般的
- 利用するには安定した収入が必要
- 裁判所を通さず話し合いで決める
- 消費者金融も任意整理できる
- 特定の会社を対象外にできる
個人再生・自己破産は裁判所を通すため、必然的に利用のハードルが高くなるでしょう。
法的手続きを回避したい方は、まずは任意整理を検討してみてください。
銀行カードローンは過剰融資が社会問題になった
銀行カードローンは過去に「総量規制の対象外」を売りにしていた時期がありました。
(総量規制…年収の3分の1超を融資してはいけないとする貸金業法上のルール)
そのため、貸し過ぎによる多重債務者の増加が社会問題になってしまいました。
社会問題になったのは2017年頃なので、現在も多重債務に苦しむ人もいるかもしれません。
総量規制は消費者金融など貸金業者のルールで、銀行法が適用される銀行は無関係です。
反省した銀行カードローン各社は、総量規制と同様に自主規制を取り入れるようになりました。
年間どのくらいの人が債務整理をしているのか
近年は個人再生は年間1~2万人、自己破産は年間6~7万人の方が利用しているようです。
裁判所を通す個人再生や自己破産と違って、任意整理は裁判所を通しません。
そのため、正確な利用者数を出すことはできないのですが、年間300万人以上が利用しているといわれています。
ということは、1日に8千人以上が任意整理をしていることになります。
ご自身の周囲に任意整理の経験者がいたとしても、何もおかしくはないでしょう。
「債務整理なんて恥ずかしい…」とは思わずに一度、気軽に弁護士や司法書士に相談してみてください。
任意整理のメリット・デメリット
任意整理のメリット・デメリットについて解説していきます。
特にデメリットの影響は小さくないので、何となくで決めてはいけません。
きちんとメリットもデメリットも知った上で、任意整理を選択するかどうかを決めましょう。
任意整理の全体像を知っておけば、安心して弁護士や司法書士に相談・依頼できるはずです。
任意整理のメリット
任意整理のメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 将来の利息がゼロになる可能性がある
- 毎月の返済額を下げられる
- ストレスから解放される
- 裁判外の交渉なので柔軟に解決できる
- 周囲にバレる可能性が低い
- カードローン会社からの督促を止められる
任意整理では将来の利息をカットするため、完済までの返済負担が大きく軽減されます。
「借金を返せないかもしれない…」という不安やストレスも、少なくなるはずです。
また、任意整理は個人再生や自己破産とは異なり、裁判所を介さずに話し合いをします。
そのため交渉次第では、通常5年程度の返済期間をさらに長く設定することも可能です。
また任意整理をしても官報には載らないので、周囲にバレる可能性は低いでしょう。
延滞をしていることを家族にバレたくないという方は、督促状が届く前に任意整理の手続きをすすめてください。
任意整理のデメリット
任意整理のデメリットは、以下のようなものが挙げられます。
- 金融事故として記録される
- 銀行カードローンでは過払い金が発生しない
- 元金自体は減額できない
何といっても任意整理をすると、任意整理後信用情報に記録が最低5年は残ります。
(信用情報…過去のローンなどの利用履歴のことでローン審査の大きな判断要素となる)
信用がない状態なので、家・車・カード類などのローン審査は任意整理後5年は通らない可能性が高いです。
加えて、銀行カードローンは歴史が浅いため、グレーゾーン金利はあまり関係ありません。
(グレーゾーン金利…現在は撤廃された「利息制限法に違反するが出資法には違反しない金利」)
そのため銀行カードローンの利用歴が長くても、過払い金は発生しない可能性が高いです。
また、任意整理では元金が減るケースはほとんどありません。
(仮に元金が100万円の場合は任意整理後も元金は100万円のままだということ)
ただし将来の利息をカットするだけでも、長期的な返済負担は大きく軽減されます。
下記の記事では、信用情報について詳しく解説しています。
信用情報に傷を付けない方法やご自身の信用情報の確認の仕方まで説明していますので、こちらもあわせてご覧ください。
任意整理をするのがオススメな人
メリット・デメリットを踏まえると、任意整理は以下のような方におすすめできます。
- 金融事故記録が5年以上残るのがイヤ
- 任意整理から外したい借り入れがある
- 財産(家・車など)を手放したくない
- 官報に名前を載せたくない
すべての借り入れが対象になる自己破産や個人再生は、金融事故の登録期間が10年です。
10年もローン審査を受けられないのは、生活に大きく制約がかかってしまうでしょう。
また任意整理では裁判所に行くことはなく、財産がなくなることもありません。
交渉自体は弁護士にまかせられるため、それほどハードルは高くないといえます。
負担なく債務整理をすすめたい・バレたくないという方は、任意整理がおすすめです。
任意整理する前におまとめローンは検討をしてみましょう
おまとめローンとは、複数社の借り入れを1社にまとめるローン商品のことです。
以下のようなメリットがあるため、任意整理の前に検討すべきといえるでしょう。
- 信用情報に金融事故の記録がつかない
- 適用金利が下がり利息負担が減る可能性がある
- 返済日・返済方法を統一して返済しやすくなる
任意整理と比べて、おまとめローンの大きなメリットはブラックリスト入りにならないことです。
つまり、おまとめローンを利用しても、将来のローン審査には影響はありません。
下記の記事では、おすすめのおまとめローン5社をランキング形式で紹介しています。
おまとめローンの基礎知識についても紹介しているので、こちらもあわせてご覧ください。
銀行カードローンの債務整理(任意整理)の解決例

銀行カードローン利用者が任意整理した場合をシミュレーションしました。
- 銀行カードローン1社を任意整理した場合
- 銀行カードローン2社を任意整理した場合
- 銀行カードローン2社+消費者金融1社を任意整理した場合
結論からいうと任意整理後は、すべてのケースで大幅に返済しやすくなっています。
上記3パターンはあくまで例ですが、近い状況の方はぜひ、参考にしてみてください。
銀行カードローン1社を任意整理したケース
銀行カードローンA社を任意整理した場合を見てみましょう。
A社の適用金利は年12.0%、任意整理後の返済期間は5年としてシミュレーションしています。
任意整理前の状況 | ||
---|---|---|
借り入れ残高 | A社 | 120万円 |
毎月の返済額 | A社 | 2万2,000円 |
予定の返済総額 | A社 | 174万3,226円 |
予定の利息総額 | A社 | 54万3,226円 |
任意整理後の状況 | ||
---|---|---|
借り入れ残高 | A社 | 120万円 |
毎月の返済額 | A社 | 2万円 |
予定の返済総額 | A社 | 120万円 |
予定の利息総額 | A社 | 0円 |
任意整理によって将来の利息は、54万3,226円カットできました。
毎月の返済額は2,000円しか減りませんでしたが、利息が減って返済期間も短くなります。
上記はあくまで例ですが、具体的には返済期間が1年8ヶ月短縮する計算※になりました。
(※任意整理前は6年8ヶ月で完済、任意整理後は5年で完済する予定です。)
特に高金利でない借り入れ1社でも、かなりの効果が出ることがわかるはずです。
銀行カードローン2社を任意整理したケース
銀行カードローンB社・C社を任意整理した場合を見てみましょう。
B社の適用金利は年12.0%で任意整理後の返済期間は5年、C社は年14.5%で任意整理後の返済期間は4年11ヶ月としてシミュレーションしています。
任意整理前の状況 | ||
---|---|---|
借り入れ残高 | B社 | 150万円 |
C社 | 50万円 | |
毎月の返済額 | B社 | 2万7,000円 |
C社 | 1万5,000円 | |
予定の返済総額 | B社 | 220万2,098円 |
C社 | 64万3,730円 | |
予定の利息総額 | B社 | 70万410円 |
C社 | 14万3,730円 |
任意整理後の状況 | ||
---|---|---|
借り入れ残高 | B社 | 150万円 |
C社 | 50万円 | |
毎月の返済額 | B社 | 2万5,000円 |
C社 | 8,500円 | |
予定の返済総額 | B社 | 150万円 |
C社 | 50万円 | |
予定の利息総額 | B社 | 0円 |
C社 | 0円 |
任意整理によって将来の利息は、84万4,140円カットすることができます。
上記はあくまで例ですが、具体的には返済期間が1年10ヶ月短縮する計算になりました。
(任意整理前は6年10ヶ月で完済、任意整理後はB社は5年で完済、C社は4年11ヶ月で完済する予定です)
任意整理をした後は、返済額の大部分が利息という状態ではなくなります。
むしろもう利息は発生しなくなるので、ストレスはかなり軽減するはずです。
毎月の返済額も8,500円に減ったため、毎月の負担軽減にもつながりますね。
任意整理をしたことで、完済というゴールが見えやすくなったといえます。
銀行カードローン2社+消費者金融1社を任意整理したケース
銀行カードローンD社・E社、消費者金融F社を任意整理した場合を見てみましょう。
D社は年14.5%、E社は年14.0%、F社は年15.0%としてシミュレーションしています。
それぞれのカードローン会社の任意整理後の返済期間は以下の通りです。
- D社の任意整理後の返済期間:4年11ヶ月
- E社の任意整理後の返済期間:5年
- F社は任意整理中の過払い金で完済
ただしF社ではグレーゾーン金利での借り入れ期間があり、利息引き直し計算で200万円の過払い金返還が発生した設定にしています。
(引き直し計算とはグレーゾーン金利の払い過ぎた利息を元金に充当して計算し直すことです)
またF社の過払い金は、F社の100万円に充当し完済、残りをD社、E社の返済の50万円ずつ充てた設定にしています。
任意整理前の状況 | ||
---|---|---|
借り入れ残高 | D社 | 100万円 |
E社 | 80万円 | |
F社 (消費者金融) | 100万円 | |
毎月の返済額 | D社 | 1万5,000円 |
E社 | 1万3,000円 | |
F社 (消費者金融) | 2万6,000円 | |
予定の返済総額 | D社 | 204万5,021円 |
E社 | 141万8,433円 | |
F社 (消費者金融) | 137万1,613円 | |
予定の利息総額 | D社 | 104万5,021円 |
E社 | 61万8,433円 | |
F社 (消費者金融) | 37万1,613円 |
任意整理後の状況 | ||
---|---|---|
借り入れ残高 | D社 | 50万円 |
E社 | 30万円 | |
F社 | 0円 | |
毎月の返済額 | D社 | 8,500円 |
E社 | 5,000円 | |
F社 | 0円 | |
予定の返済総額 | D社 | 50万円 |
E社 | 30万円 | |
F社 | 0円 | |
予定の利息総額 | D社 | 0円 |
E社 | 0円 | |
F社 | 0円 |
任意整理によって将来の利息は、203万5,067円カットできました。
また完済後の剰余金を他社返済に充てられたため、元金を大幅に減らせています。
毎月の返済額は約4万円も減って、毎月の返済負担も大幅に軽減されていますね。
かなり完済しやすくなったため、任意整理が大成功したケースといえるはずです。
銀行カードローンを債務整理(任意整理)するときの注意点

債務整理の手続きは、弁護士や司法書士などに丸投げしてはいけません。
前向きに任意整理をしたいと考える方は、以下の3つの点を覚えておきましょう。
- 手続きはタダではできない
- 基本的に銀行口座が凍結される
- 保証会社の消費者金融は対象から外せない
実務的な注意点になるので、知らないで債務整理の手続きを行うと後悔する可能性が高まってしまいます。
債務整理には費用が発生する
どれだけお金に困っていても、債務整理はタダではできるわけではないので要注意です。
債務整理の種類ごとの費用の相場を確認してみましょう。
任意整理 | 目安として1社につき 2万円~6万円 |
---|---|
個人再生 | 目安として45万円~70万円 |
自己破産 | 目安として36万円~80万円 |
債務整理の中でも任意整理は割安であることがわかります。
費用があまりかからないことも、よく利用されている大きな理由であるといえます。
いずれも弁護士に支払うお金は、弁護士報酬(着手金や報酬金など)と実費となります。
個人再生と自己破産は、裁判所での費用(予納金など)もプラスされるので割高です。
費用に関しては弁護士と十分な話し合いをすることで、分割払いや後払いなどに柔軟に変更可能です。
費用が払えるかどうか不安な方は、公的機関である「法テラス」に相談してみてください。
法テラスへの問い合わせ方法は以下の通りです。
問い合わせ方法 | 受付時間 | 詳細 |
電話 (フリーダイヤル) | 平日:09:00~21:00 | 📞0570-078374 |
土日:09:00~17:00 | ||
メール | 24時間 | メールでの問い合わせについて |
銀行口座が凍結される可能性が高い
銀行カードローンの任意整理では、預金を債権回収に充てるため口座が凍結されます。
(たとえばみずほ銀行カードローンを利用していた場合は、みずほ銀行の銀行口座が凍結対象になる)
銀行口座が凍結されると、以下のようなことができなくなるんですね。
- 現金の引き出し
- 給与の振り込み
- 各種支払いの自動引き落とし
銀行カードローンの銀行口座で、給与受取や口座振替をしている方も多いはずです。
任意整理の手続きをすすめる前に、別の口座に変更しないと大変なことになるでしょう。
凍結期間は1ヶ月~3ヶ月になります。
すぐに解除できるわけではないので注意してください。
なお銀行によっては任意整理後に、強制的に口座を解約されることもあります。
保証会社の消費者金融も整理対象になる
銀行カードローンの保証会社は消費者金融であることは珍しくありません。
消費者金融を保証会社としている、銀行カードローンの例は以下の通りです。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | アコム株式会社 |
りそな銀行カードローン | オリックス・クレジット株式会社 |
オリックス銀行カードローン | オリックス・クレジット株式会社 |
新生フィナンシャル株式会社 | |
横浜銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
住信SBIネット銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
住信SBIネット銀行カード株式会社 |
たとえばバンクイックとアコムの借り入れがあるケースを考えてみましょう。
このうち「バンクイックだけを任意整理したい」考えたとします。
交渉相手はアコムなので、アコムを任意整理の対象外にするのは難しいです。
つまり「バンクイックは返済できないけどアコムは返済できる」というのは通用しません。
なお逆に「アコムだけを任意整理したい」ケースも同じ結果になります。
カードローンの債務整理(任意整理)についてのQ&A
ここでは、カードローンの債務整理に関するよくある質問とその答えをご紹介します。
任意整理ってどのくらい時間がかかるの?
目安として相談から和解成立まで3ヶ月~4ヶ月と考えておきましょう。
任意整理は大まかに、以下のような流れで進みます。
- 相談・面談
- 任意整理の正式依頼
- 債権者への受任通知※の送付、取引履歴の開示
- 引き直し計算
- 返済計画
- 債権者との交渉・合意
- 返済の再スタート
(※受任通知…任意整理の依頼を受けたことを保証会社へ伝える書類のこと)
①~⑦までの流れは大体3ヶ月かかりますが、交渉次第で6ヶ月におよぶこともあります。
任意整理をするための必要書類は何?
運転免許証や債権者一覧表などを用意することになります。
任意整理を依頼した弁護士などには、以下のような書類の提出を求められるでしょう。
- 本人確認書類(運転免許証・社会保険証など)
- 収入証明書(源泉徴収票・課税証明書など)
- 債権者一覧表(カードローン会社の情報などをまとめたもの)
- カードローンの契約書
- ローンカード・キャッシュカード
- 預金通帳
- 住民票
- 印鑑
これらはあくまで例なので、詳しくは公式サイトなどを確認しておきましょう。
事前に確認して用意しておけば、任意整理の手続きはスムーズにすすむはずです。
住宅ローンの利用中に任意整理はできるの?
住宅ローンの利用中でも銀行カードローンや消費者金融の任意整理をすることは可能です。
住宅ローンを返済している途中で任意整理をしても、自宅を残せるので安心してください。
これからも自宅に住み続けたいときは、任意整理後も同額の返済は続きます。
しかし任意整理がうまくいけば、住宅ローンは返済しやすくなるはずです。
なお任意整理後に住宅ローンを組むのは、最低5年は無理なので覚えておきましょう。
任意整理中にカードローンは利用できるの?
利用中のカードローンは制限されて新規申し込みも難しくなる可能性が高いです。
カードローン会社は、利用中も審査を実施(モニタリング)しています。
そのため任意整理後は利用限度額が下がったり、返済専用になったりするでしょう。
また大手消費者金融や銀行カードローンに申し込んでも、ほぼ100%審査落ちになってしまいます。
フクホーなど一部の中小の貸金業者ならば、現在の返済能力次第でも利用できる場合があります。
新規で申し込みをしたい場合は、中小の貸金業者を利用しましょう。
返済がツラい銀行カードローンは任意整理で解決しよう
銀行カードローンの任意整理をメインに、解説してきたことを振り返ってみましょう。
- 銀行カードローン利用者が依頼する債務整理で多いのは「任意整理」
- 任意整理の大きなメリットは「将来の利息をカットできること」
- 任意整理の大きなデメリットは「任意整理後最低5年はローン審査に通らなくなること」
- 任意整理の依頼基準は「おまとめローンでは救えない状態」かどうか
- 任意整理でローン残高によっては返済予定だった利息が100万円以上減ることもある
- 口座凍結の前に「給与受取口座や支払い口座を変更すること」を忘れずに
完済できなさそうな場合は、無理せずに債務整理を検討するのがおすすめです。
債務整理が成立すれば、高確率で返済しやすくなり完済までの道が明確になるはずです。
まず検討すべきなのは、債務整理の中でも裁判所を通さないことで官報に載らないなどリスクが低い任意整理です。
金融事故の記録はついてしまいますが、膨らむ借金に返済の目途を立てることができます。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。