「アコムで返済できないとどうなるの?」
「返済ができない時はどうすれば良いの?」
返済に間に合わない、返済できないという状況に陥ると、今後どうなるのか不安を感じる方も多いと思います。
返済に遅れると、アコムから電話連絡があり、対応しない場合には督促状が届きます。
電話連絡を入れて相談をすれば、返済日の変更などに応じてくれる可能性もあります。
まずは返済できない時のデメリットや、今後の対応を理解しておくことが大切です。
そこで今回は、アコムで返済できない場合について以下の内容を紹介していきます。
- アコムで返済できないと生じるデメリット
- 返済に間に合わない・どうしても返済できない時の対応方法
- アコムを返済できない状況に陥らないための対策
返済できない状況が続いてしまった場合に想定されるケースや、返済できない時の対応方法を詳しくまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
アコムで返済できないと生じるデメリットとは?

アコムで返済できないときにどんなデメリットが生じるのか、具体的に見ていきましょう。
アコムで返済できないと生じるデメリットをまとめると以下の通りです。
- 遅延損害金の発生
- 信用情報に傷がつく
- カードローンの利用停止
- 督促状が届く
- 借入残高を一括請求される
- 訴えられる可能性がある
それぞれについて、詳しく紹介していきます。
遅延損害金の発生
返済が遅れると、返済期日の翌日から遅延損害金が発生します。
アコムの遅延損害金の金利は年率20.00%です。
通常の金利が18.0%までなので、返済が遅れるとさらに高い金利がかかることになります。カードローンにおける上限にあたる金利です。
遅延損害金の計算方法は以下の通りです。
遅延損害金=残高×遅延損害金年率(年率20.00%)÷
365日(うるう年は366日)×遅延日数(期日の翌日から)
たとえば10万円の借り入れを10日延滞した場合は、547円の損害遅延金が発生することになります。
信用情報に傷がつく
返済をしないまま期日から61日以上経過すると、長期延滞として信用情報機関に金融事故情報が記録されます。
信用情報期間は、カードローンやクレジットカードの契約内容・利用実績などを記録している機関のことです。
カードローンの審査の際には信用情報機関に照会して、信用情報がチェックされることになります。
信用情報に金融事故情報があると、新規のカードローンの審査の通過は基本的にできなくなります。
また、下記の記事ではカードローンの利用が信用情報に与える影響を紹介しています。
自身の信用情報の紹介方法も紹介しているため、こちらもあわせてご覧ください。
カードローンの利用停止
長期延滞を起こすと、アコムの利用も停止される可能性が高いです。
いわゆる「ブラックリスト入り」と呼ばれる状態になります。
金融事故を起こすと、既にアコムを契約済の場合でも新たに借り入れできなくなる可能性があるということです。
また、アコムでブラックリスト入りすると信用情報へも長期延滞の記録がされてしまうため、他のカードローンやクレジットカードも利用できない可能性が高いです。
督促状が届く
アコムでの返済に遅れてしまうと、返済日の3日後~1週間には電話がかかってきます。
電話連絡は利用者が電話に出るまで繰り返し行われます。
電話を無視し続けると、アコムから督促状が自宅に届くようになります。
督促状の内容は「早めに支払いをお願いします」という催促と入金期限などについてです。
督促状も無視し続けると、勤務先に電話がかかってくる可能性もあります。
なお、電話はアコムと名乗らずに個人名、督促状は「ACサービスセンター」名と、アコムの利用が知られないように配慮がなされます。
ただし、延滞が3~4カ月と長期化するとアコム株式会社からの電話・督促に変わります。
借入残高を一括請求される
督促を無視し続けて滞納が長期化した場合には、返済を一括請求されることがあります。
多くの場合は、書面でが届くことになります。
一括請求まで進むと、場合によっては強制解約されることもあります。
訴えられる可能性がある
1~2年など長期で滞納をした場合には、アコムから訴えられる可能性があります。
アコムが裁判所に支払督促を申し立てして裁判所が受理すると、自宅に支払督促の書面が届きます。
「すぐに返済するように」という催促と、出廷の日時などが記載されています。
支払督促なども無視し続けた場合には、財産の差し押さえもあり得ます。
長期での延滞すると状況は悪化していくので、少しでも早い段階でアコムに相談して対応を進めていくようにしましょう。
アコムで返済が間に合わない場合の対策を紹介

「返済期日が迫っているけど、どうしても返済ができない」と悩んでいる方も多いと思います。
アコムで返済に間に合わない場合の対処方法としては以下があります。
- アコム総合カードローンデスクで相談
- 返済額の変更
- 利息のみ支払う
アコム総合カードローンデスクで相談
まずはアコム総合カードローンデスクに電話で相談をしましょう。
アコム総合カードローンデスクの電話番道と受付時間は、下記の通りです。
電話番号 | 0120-629-215 |
受付時間 | 平日9:00~18:00 |
返済を遅れると3日後~1週間にはアコムの方から電話がかかってくることになりますが、返済遅れに気付いている場合はこちらから、すみやかに電話連絡を入れましょう。
返済額の変更
電話連絡を入れることで次の返済日での返済額の変更や、返済日の変更に応じてくれる可能性があります。
遅延を起こすと損害遅延金で返済負担は増えてしまいます。
そうなる前に対応を進めていくようにしましょう。
利息のみ支払う
そのほか、利息のみの支払いで済ましてくれる可能性があります。
次の返済日での返済が厳しい場合は、まずはアコムに相談をしましょう。
債務整理
どうしても返済ができない場合の最終手段としては、債務整理という方法もあります。
債務整理には以下の4種類があります。
任意整理 | 借金の減額や金利の引き直し などを交渉する手続き |
民事再生 | 返済困難であることを 裁判所で認めてもらう手続き |
自己破産 | 裁判所に申し立てをして 支払義務が免除してもらう手続き |
特定調停 | 簡易裁判所での調停で 債権者と返済方法を決める手続き |
任意整理であれば、自己破産や個人再生に比べて家族などに手続きが知られにくく、手続き自体も短い期間で済みます。
借金の減額、金利の引き直しなどで返済の負担も減額できるので、弁護士や司法書士のような専門家しながら手続きを検討しましょう。
アコムを返済できない状況に陥らないためには?

返済できない状況に陥らないためには、無理のない返済計画を立てることがやはり重要となります。
また多重債務になり、返済負担が大きくなってしまっているなら「おまとめローン」を利用する方法もあります。
アコムを返済できない状況に陥らないための対策は以下の2つです。
- 無理のない返済計画を立てる
- おまとめローンを活用する
無理のない返済計画を立てる
まずは、借り入れの際に無理のない返済計画を立てることが重要です。
借り入れの段階で、返済できる範囲内で借入の金額や返済額を考えておく必要があります。
例えば、30万円を18%の金利で1年かけて返済する場合には、毎月の返済額は約27,000円となります。
月収25万円で手取りが20万円とすると、手取りの1割程度が返済に回る計算です。
このように返済額を事前に確認しつつ、家計にどれくらいの影響があるかは事前に確認しておきましょう。
おまとめローンを活用する
複数のカードローン会社から借り入れをしている場合は、おまとめローンで返済をまとめることで金利が下がり、返済の負担が軽減できます。
アコムでも、複数の返済をひとまとめにできる「おまとめローン(貸金業法に基づく借換え専用ローン)」のサービスを提供しています。
貸付金額 | 1万円~300万円 |
貸付利率 | 実質年率7.7%~18.0% |
返済期間 | 借入日から最長13年7ヵ月 |
返済回数 | 2~162回 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
ただしおまとめローンの利用に伴い、毎月の返済額を減らして返済期間を長くした場合には、利息の総額としてはむしろ増えてしまう可能性があります。
毎月の返済負担を大幅に軽減すると、利息の総額としては増えてしまうことは理解をしておきましょう。
また、カードローンの返済では繰り上げ返済を行うと利息の支払い額が軽減され、返済期間も短縮できます。
繰り上げ返済について、詳しく知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
ATM返済ではアコムを完済できない

アコムのATM・提携ATMでの返済では、1,000円単位でしか返済ができません。
どうしても1,000円未満の残高が残ってしまうということです。
1,000円以下の残高については、「無利息残高」と呼ばれる状態になります。
利息が発生しなくなり、返済しなくても延滞になりません。
ただし、他社での契約時の審査で借り入れ中とみなされたり、そのままではアコムを解約できなかったりと、少なからずデメリットがあるので、他の返済方法を利用して早めに返済を済ませてしまうことがおすすめです。
店舗窓口、銀行振り込み、インターネットなら1円単位で返済できます。
無利息残高を完済したい場合には、こちらを利用しましょう。
また、下記の記事ではアコムの毎月の返済額について詳しく紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。
アコムで返済できない場合についてのまとめ
アコムで返済できない場合について下記の情報を中心にまとめました。
- アコムで返済できないと損害遅延金が発生
- 返済期日の3日後~1週間には電話があり、対応しないと督促状が届く
- 61日以上の延滞で信用情報に金融事故情報が登録される
- 1~2年程度の延滞があると裁判や財産の差し押さえの可能性がある
- 返済が間に合わない、返済できない場合はアコムに電話で相談する
- 返済できない状況に陥らないためには、無理のない返済計画を立て、必要に応じておまとめローンを活用する
返済の遅延を起こすと遅延損害金が発生し、電話での催促がくるようになります。
対応しないままでいると、督促状が届き、最終的には財産を差し押さえられてしまう可能性もあります。
返済をしないままに放置してしまうと状況は悪化していくばかりです。
返済ができない場合でもまずはアコムに相談をして、今後の対応を考えていきましょう。