転職ノウハウ

転職初日の挨拶と退職の挨拶で新旧職場での印象を良くするために必要なこと

転職の挨拶

転職初日は職場の人の前で自己紹介を含めた挨拶をするものです。

「なんとかなるでしょう」と準備をせずにぶっつけ本番で挑むと、緊張して上手く挨拶できないかもしれません。

転職初日の挨拶は第一印象を決定づけるので、入念に準備、練習するのが良いでしょう。そこで、転職先での挨拶の内容や心がける点について、徹底解説します。

転職先の企業では入社初日の「挨拶」が重要

入社初日の挨拶について

転職先の企業は新しい人材のあなたに興味津々。

どんな人なのか、どのように業務で力になってくれるのか、大きな期待を抱いています。だからこそ、入社初日の挨拶はとても重要です。

その理由と心がけについて、詳しく解説します。

転職初日の好印象を左右するのは「挨拶」

業務内容にもよりますが、転職初日からしばらくは、引継ぎやそれに関わる一部の人たちとの交流がメインです。

仕事を覚えるのに忙しく、同じ空間で働いていても、実際に言葉を交わす機会は意外と少ないものです。そのため、転職初日の挨拶があなたの第一印象を大きく左右します。

具体的な業務の関りがなくても、新しい仲間に興味があるので、多くの人が挨拶に注目します。

その後、業務で密な関りがなければ、初日の挨拶で受けた人物像の印象が残ってしまうのです。明るい笑顔で挨拶すれば、話しかけやすい印象を受けるでしょう。

しかし緊張で挨拶が上手くいかなければ「大丈夫かな?」「あまり期待できないかも」と、マイナスのイメージを持たれかねません。

もちろん一緒に働く過程で印象は変化しますが、関りが少なければ第一印象のまま、何となく苦手意識を持ってしまう人がいるかもしれません。

転職初日は職場で多くの人にあなたを印象付けるチャンスなので、非常に重要です。

挨拶の内容だけではなく「表情」「姿勢・態度」にも気をつけたほうが良い

超重要な転職初日の挨拶は、話す内容だけではなく、以下の点にも気を付けましょう。

  • 表情(柔らかい笑顔で)
  • 姿勢(正しい姿勢で程好い緊張感を演出)
  • 態度(オドオドも自信満々もNG。節度を守った謙虚な態度で)

第一印象のどこに重きを置くかは人それぞれ。

挨拶の内容に注目する人もいれば、全体的な雰囲気や視覚でイメージが決まる人もいます。どのタイプにも好印象を与えられるように心がけましょう。

お菓子は持っていかなくても良い

「転職初日は菓子折りを持っていく」という説がありますが、結論から言うと、持っていかないのが一般的です。

転職初日は情報が少なく、丁度良い人数分のお菓子を用意するのも難しいでしょう。

また、多くの人が転職初日にお菓子を用意していないので、中には「普通は持ってこないお菓子を用意するなんて、協調性がないのかしら」と、うがった見方をする人がいるかもしれません。

また同期の中途入社がいる場合、抜け駆けと思われる可能性もあります。

人数の少ないアットホームな企業で、確実に人数分用意できるなら用意する選択肢もあります。その場合は、以下の点に気を付けましょう。

  • 事前にきちんと人数を把握する
  • 食べやすい個別包装を選ぶ
  • 賞味期限が短くないお菓子を選ぶ
  • 適度な価格帯を選ぶ(安過ぎず高過ぎない)

とは言え、持っていくか迷うなら、用意しない方が無難です。

転職初日の挨拶は前もって準備しておくのがオススメ

転職初日の挨拶は重要ですので、前もって準備しておきましょう。

具体的にどんな内容を入れれば良いのか、詳しく解説していきましょう。

自分の名前と新しい仕事への抱負は必ず入れる

当然ですが、転職初日の挨拶は、自分の名前が必須です。緊張していると、当たり前すぎてすっ飛ばすことがあるので、冒頭に自分の名前をしっかり言う構成を作っておきましょう。

「はじめまして。本日付で入社致しました〇〇(フルネーム)と申します」

転職の挨拶の冒頭は、ほぼ定型文です。上記のフレーズを練習しておくと良いでしょう。また、新しい仕事への抱負も必ず入れましょう。

最初にやる気を見せるのはとても重要です。難しい言葉を選ぶ必要はありません。ストレートに「一生懸命頑張る!」という前向きな姿勢を言葉で表しましょう。いくつか例文を紹介します。

  • 一日も早く仕事を覚えて、戦力になれるよう頑張りたいと思います。
  • 即戦力になれるよう、一生懸命頑張ります。
  • 精一杯尽力させていただきますので、ご指導のほど、よろしくお願い致します。

「氏名」「抱負」は転職初日の挨拶で外せない要素です。内容を考える際は、必ず入れるようにしましょう。

自己紹介に「得意なこと」「好きなこと」を入れると職場の人が話しかけやすくなることも

転職初日の挨拶が短すぎると、あなたの情報が少なくて周囲に印象が残りません。会話のとっかかりになるように、「得意なこと」「好きなこと」を適度に入れると良いでしょう。

しかし、趣味や特技が個性的過ぎると、返って敬遠されるリスクがあります。できれば万人受けする親しみやすい内容にするのが理想です。いくつか例を挙げましょう。

  • 「最近趣味でジョギングを始めました。」
  • 「趣味と言うほどではないですが、お酒が好きです。」
  • 「釣りが趣味で、休みの日は良く磯釣りをしています。」

趣味は仕事と直接関わりがないので、サラッと短く組み込むのがポイントです。

また、特技を挨拶に入れる場合は、自慢にならないように注意しましょう。

抵抗なければ「年齢」や「家族」について触れても良い

転職初日の挨拶は自己紹介ですので、抵抗なければ年齢や家族の話題を出すのもありです。年齢を言う場合、最初に名前を紹介するときに、「〇〇(フルネーム)と申します。〇歳です」と、サラッと伝える程度で良いでしょう。

家族については、「週末は子供と野球をするのが最近の趣味です」など、趣味や休日の過ごし方などの話題と絡めるのが自然です。

また出身地に触れるのもおすすめです。

雑談の話題にしやすいですし、同郷の人がいれば親しみやすい印象を与えられます。

「前職」について話すのも必要だが自慢話にならないようにする

転職の場合、あなたが前職なにをしていたのか、職場の人は興味があるでしょう。初日の挨拶で触れておくのがベストです。

ただし即戦力で役に立ちたい一心で前職のアピールをし過ぎると、自慢だと思われたり、前職に未練があると誤解されたりするかもしれないので注意が必要です。

前職については、以下のようにどのような業界でどんな職種についていたのかを簡潔に述べると良いでしょう。

  • 「前職では工業薬品を扱う企業で営業をしておりました」
  • 「前職では玩具メーカーの総務部に所属しておりました」

前職に限ったことではありませんが、転職の挨拶は端的にわかりやすい内容が好まれます。

長くても1分間で簡潔にまとめる

転職初日の挨拶は、どんなに長くても1分以内を目標にまとめましょう。

つい熱が入ってしまいがちですが、挨拶の時間は職場の人の手を止めていることを忘れてはいけません。

「自分のために貴重な時間をいただいている」と謙虚な気持ちを持ち、手短に済ませるのがマナーです。

1分以内に挨拶をまとめるために、予め内容をまとめましょう。挨拶に含める項目を箇条書きしてから、あいさつ文としてまとめるとスムーズです。

もちろん、事前に挨拶の練習も必要です。実際に声に出すと、思った以上に時間がかかったり、逆に短かったりするかもしれません。

しっかり時間を計って、誰もが聞き取りやすいスピードで1分以内に終わるようにしましょう。できれば、メモを見ないで挨拶するのがベストです。

挨拶以外にも当日必要な持ち物を確認して、忘れ物で焦ることがないようにしておく

「転職初日の挨拶は準備万端、整った!」と、挨拶ばかりに気を取られて、他のことがうっかり疎かにならないよう注意が必要です。

当日必要な持ち物は前々から準備し、前日には完璧にそろえておきましょう。当日の服、靴、小物も前日には決めて、すぐに取り出せるように用意すると良いでしょう。

当日の朝は余裕を持って起床し、「最後の持ち物チェック」「身だしなみチェック」の時間も計算に入れておきましょう。

家を出た後「やばい!忘れ物した!」と焦らないように、念には念を入れてくださいね。

転職の挨拶をするときの重要ポイント

転職の挨拶をするとき

いざ、転職初日、挨拶をするときには何に気を付ければ良いのでしょうか。重要なポイントを教えます。

大きな声ではっきりと話す

挨拶の基本は、「大きな声ではっきりと」です。特にフロアが広い場合、遠くの人にも聞こえるように、声のボリュームの調節が必要です。大きな声だと話すスピードが落ちる傾向があるので、想定より長くならないよう気を付けましょう。

また、滑舌の良さも大切です。聞き取りやすいはっきりとした話し方は、相手に好印象を与えます。

緊張で顔の筋肉がこわばってしまうかもしれませんが、聞き取りやすいように、できるだけ明瞭な発音を心がけましょう。

笑顔を心がける

挨拶では表情も重要です。転職初日は緊張して難しいかもしれませんが、できるだけ笑顔を心がけて挨拶しましょう。

事前に挨拶の練習をする際、鏡を前にして笑顔も含めて行うのがおすすめです。上手に笑顔が作れれば最高ですが、表情がくずれてしまっても、一生懸命笑顔でいようとするだけで、職場の人に好感を持ってもらえます。

また視線や姿勢も好印象を与えるポイントになります。うつむきがちだと暗い印象を与えてしまいますので、背筋を伸ばして真っ直ぐな視線で挨拶しましょう。

服装や身だしなみにも気をつける

第一印象は服装や身だしなみにも左右されます。以下の点に気を付けましょう。

  • 初日はクリーニング済みの服で清潔感を出す
  • 通勤途中、服にしわや汚れが付かないように気を付ける
  • 余裕があればトイレなどで身だしなみを最終チェックする
  • 靴やカバンなど小物の手入れも丁寧に行う

転職初日の挨拶は、全身で行うものだと考えましょう。

時間に余裕を持って出社して気持ちを落ち着ける

転職初日は余裕を持った出社も大切です。職場によっては、多くの人が就業時間より早く出社するケースもあります。

「ヤバイ!遅かったかも!」と焦ってしまうと、今まで練習した挨拶がすっ飛んでしまうかもしれません。

転職初日は始業時間30分前には到着するようにしましょう。万が一交通機関に遅れが生じても、時間に余裕をもって出発すれば慌てずに済みます。

「早く着き過ぎて中に入れない」という事態も考えられますが、その場合は待っていれば良いだけです。

リスクに備えて早く到着する分には、相手の心象を悪くしません。時間の余裕は気持ちの余裕に繋がります。落ち着いて転職初日を迎えられるでしょう。

転職が決まり退職する会社での先輩・同僚や取引先に挨拶する場合

退職する会社で先輩・同僚や取引先に挨拶するとき

転職をする際、退職する職場での挨拶をどのようにするかも大切です。

今まで一緒に働いた同僚やお世話になった上司、取引先などに、感謝の気持ちを込めて挨拶しましょう。

シチュエーション別に、退職の挨拶について解説します。

職場の先輩や同僚には正式に退職日が決まった後で対面、メール等で挨拶する

毎日顔を合わせて一緒に働いている職場の先輩や同僚には、正式に退職日が決まった後に、対面で事情を伝えながら挨拶しましょう。

職場では退職のうわさは広がりやすいものです。関係が深い人ほど、「本人から直接聞きたい」と思うでしょう。あなたから直接伝えるのが誠意です。

過去お世話になった人で、今は部署が違い顔を合わせる機会がない相手には、メールや電話で挨拶しておきましょう。

取引先には仕事の引き継ぎを始めるタイミングで挨拶する

取引先には、あなたの後任が決まり、引継ぎするタイミングで挨拶するのがベストです。会社に訪問して対面で伝えるのが一番ですが、スケジュール的に難しい場合は、メールや挨拶状を出しましょう。

取引先に退職の挨拶をする際は、必ず以下の点を伝えるのが重要です。

  • 正式な退職日
  • あなたの後任者の紹介
  • 仕事の引継ぎのスケジュールや内容
  • 今までお世話になった感謝の気持ち

なお、取引先への事前挨拶は、どこに転職するかなどプライベートな情報は避けるのが基本です。

仕事に重きを置き、スムーズな引継ぎができるように心がけましょう。仕事に差し支えないよう、できるだけ早い段階で挨拶するのが重要です。

転職後に前職の会社の上司、先輩、同僚や取引先にメールで近況報告を兼ねた挨拶をするのも良い

転職後に改めて挨拶のメールをするのも良いでしょう。

職場の人もあなたが転職したその後が気になっているかもしれません。

特に、転職先が前職と関りがある場合、近況報告を兼ねて「今後もお付き合いのほど、よろしくお願い致します」と一言添えれば、新たな関係を築くきっかけになります。

取引先についても同様です。仕事内容によっては、退職後の挨拶メールが、転職先での新しい取引に発展するかもしれません。

この場合は、挨拶の内容に「改めてご挨拶に伺いたく存じます」と、アポ取りも含めるのが良いでしょう。

まとめ

挨拶は人間関係の基本です。転職先で良い人間関係を築けるよう、初日の挨拶には力を入れましょう。初日の挨拶で第一印象を良くすることで、職場に馴染みやすくなります。

転職後は新しい仕事を覚えるのに忙しく、慣れるまで大変だと思いますが、謙虚な気持ちを忘れず頑張ってくださいね。