記事の監修者

伊藤圭佑

資産運用会社に勤める金融ライター。証券アナリスト保有。 新卒から一貫して証券業界・運用業界に身を置き、自身も個人投資家としてさまざまな証券投資を実施。キャリアにおける専門性と個人投資家としての経験を生かし、経済環境の変化を踏まえた投資手法、投資に関する諸制度の紹介などの記事・コラムを多数執筆。


そもそもFXとは?

そもそもFXとは?

FXとは「Foreign Exchange」の略で「外国為替取引」とも呼ばれています。最近では、「外国為替証拠金取引」を指し示すものとして一般的な言葉になっています。

「外国為替取引」と「外国為替証拠金取引」の違いは、外国為替取引を“証拠金”で行うかどうかという点です。

FXの主な取引手法

FXの主な取引手法

順張りと逆張り

FXの基本的な取引手法として、トレンド相場に対してどのようなスタンスをとるかによって大きく2つに分類できます。

トレンドに合わせる取引手法を順張りトレンドに逆らう取引手法を逆張りと呼びます。

順張りはトレンドに合わせて利益を伸ばせるため、逆張りと比較するとリスクの少ない取引手法です。しかし、「ダマシ」やトレンドの転換によって大きな逆行に飲み込まれる危険性もあります。

逆張りはトレンドの転換点を見極め、発生しているトレンドと反対の方向にエントリーする取引手法です。継続しているトレンドが予想通りに反転した場合、大きな利幅をとることができます。一方でエントリー後もトレンドが継続した場合には大きな損失を被る可能性があるリスクが高い取引手法です。

時間軸による分類

FXトレードにはポジションを保有している時間の長さによって、主に4つの取引手法があります。

4つの取引手法の大きな違いについて解説していきます。

スキャルピング

スキャルピングとは、数秒から数分程度で取引を重ねて利益を得る取引手法です。

ボラティリティが高い通貨では、大きな利益が狙えますが、ボラティリティが低い通貨では、手数料負けして損してしまう可能性があります。短時間の取引では大きな値幅を狙いにくいため、ハイレバレッジをかけないと高い利益を狙うことができません。そのため常にリスクをもって取引する必要があります。

デイトレード

デイトレードとは、ロングポジションまたはショートポジションを持ったその日に決済する取引手法です。主に株式取引や外国為替証拠金取引 、商品先物取引、差金決済取引 、株価指数先物取引など市場流動性の高い取引において行われることが多いです。デイトレードはスキャルピングよりもチャートをより長く見ておかないといけないため、時間のない人にはおすすめできません。

スイングトレード

数日から数週間単位で売買を終わらせる短期投資の手法です。相場のトレンドを把握し、同じトレンドが続いている間は保有し続けます。短期売買のため「ファンダメンタルズ分析」よりも「テクニカル分析」をより重視するスタイルとなります。また、スイングトレードを好むトレーダーは、大きな利益よりも小さい利益を積み重ねることを重視します。

ポジショントレード

ポジショントレードは、数週間から場合によっては数カ月、数年間の長期にわたってポジションを保有するトレードです。目標値幅の目安が広いこともあり、上昇トレンドに乗れば大きな利益を手に入れることができます。その反面、失敗すると損失が大きくなりやすくなります。目標値の値幅は50pips~1000pips以上になるので、他のトレード方法とは全く異なります。米ドルの場合1円~10円程度の利益を狙ったトレード方法です。長期売買のため、「テクニカル分析」よりも「ファンダメンタルズ分析」をより重視するスタイルとなります。相場が大きく動くタイミングを予測し、世界経済の動きや金融政策や金利などの幅広い知識を必要とします。

FXの主な分析手法

FXの主な分析手法

「テクニカル分析」における主な分析手法について説明していきます。

売られすぎ買われすぎがわかるRSI(オシレーター分析)がおすすめ

RSI(オシレーター分析)とは、テクニカル的な売られすぎ・買われすぎがわかるインジケーターです。RSIは基本的に70以上が買われすぎ、30以下が売られすぎとされています。それでは実際にチャートを見ていきましょう。

売られすぎ・買われすぎがわかるインジケーター
引用元: https://news.mynavi.jp/kabu/rsi/

このチャートを見ると、RSIが80以上(買われすぎ)ラインまで来ると、トレンド転換し下落しています。

逆にRSIが20以下(売られすぎ)ラインまで来ると、トレンド転換し上昇しています。基本的なRSI(オシレーター分析)の使い方は以前にトレンド転換したときのRSIの値を確認し、その近くの値になったら決済するというものです。

例えば、このチャートを見るとRSIが約90になるとトレンド転換していることがわかります。となると今のRSIの値が約70なのでまだ価格を上げる余地があることがわかります。

しかし、この通りにいかないこともあるので、ほかのインジケーターと比較して総合的に判断してください。

チャートにトレンドライン、レジスタンスライン、サポートラインを引くことで相場が読みやすくなる!?

見出しにも記載の通り、チャートに線を引くことは重要です。これはFXトレードに限らず、株式投資や仮想通貨取引をしている人のほとんどはチャートに何かしら描画しています。もちろん、有名な投資家でもチャートに描画しています。

 それでは、なぜチャートに描画することがそんなに重要なのでしょうか。それは、この先の価格の推移が予想しやすくなるためです。FXトレードをしたことがある人であれば「三角保ち合い」という言葉を一度は耳にしたことがあるでしょう。その「三角保ち合い」もチャートにサポートラインとレジスタンスラインが形成されることでできるものです。自分が描画した「三角保ち合い」を上に抜けるか下に抜けるかで自分がロングをとるかショートをとるか決めやすくなります。

レバレッジをかける際はロスカットに注意

レバレッジをかける際はロスカットに注意

FXトレードではレバレッジ(証拠金取引)を行うことができます。レバレッジとは、証拠金の何倍もの金額で取引できる仕組みのことです例えば、証拠金10万円で3倍のレバレッジをかけると30万円分の取引ができます。

レバレッジをかけると、利益が大きくなるだけでなく損失も大きくなります。また、レバレッジをかける際は強制決済である「ロスカット」に注意にする必要があります。

証拠金維持率が一定以下(取引所、取引会社によって設定されている水準が異なる)になった場合、保有中の全ポジションが強制的に決済されます。これをロスカットと呼びます。

国内のFX取引所では「25倍」が最大

国内のFX取引所では、金融庁が規制をしているためレバレッジは25倍までしか取引できません。さらなる利益を狙いたい場合、海外のFX取引所を使うしかありません。

ただし、税金の処理が難しく手間になるため、複雑な事務作業をしたくないという方は国内のFX取引所で利益を狙いましょう。

実際に取引するのが怖い場合、「デモ取引」で練習!

実際に取引するのが怖い場合、「デモ取引」で練習!

実際に取引して失敗したくないという方もいるでしょう。そんな人のためにあるのが、「デモ取引」です。「デモ取引」を使えば、買いや売りの練習ができます。慣れるまでは「デモ取引」を使ってみましょう。もちろん実際のお金は必要ありません。

スマホでもできる「デモ取引」

今では、スマホでも「デモ取引」ができる時代です。「かるFX」や「FXなび」が有名です。FXトレードをゲーム感覚で楽しむことができるので、投資初心者の方には大変おすすめです。

ほかにも多くの「デモ取引」アプリがあるので、FXに興味があるけれども怖くてできない、という人はぜひダウンロードしてFX取引の練習をしましょう。

おすすめのFX会社を徹底比較!

おすすめのFX会社を徹底比較!

FXを始めるには、口座開設が必須です。本ページから各社の口座開設へスムーズに進めますのでご安心ください。各社ごとにキャンペーンも行っています!

松井証券

松井証券は1918年に創業した老舗の取引会社です。知名度はもちろんですが、安心して取引できるサポートが非常に充実しています。松井証券の顧客サポートはHDI-Japanが主催している「証券会社における問い合わせ窓口格付け」において、10年連続で最高評価の「三つ星」を獲得しています。また、松井証券なら株式経済新聞、株探、ロイター、 モーニングスター、日経Quickニュースなどの情報ツールが無料で使えます。

MATSUI FX(松井証券)

外為オンライン

外為オンラインはPCや携帯電話、スマートフォン、タブレット端末を利用して手軽にFX投資を行えます。また、外為オンラインが提供している自動売買ツール「iサイクル2取引」を利用すれば、夜中などに思わぬ相場の変動があったときにも自動で売買を行ってくれます。さらに、取引システムがとても使いやすいのも魅力的です。

外為オンライン

GMOクリック証券

GMOクリック証券は、国内FX取引高8年連続NO.1の大手取引所です。取引高が高いということは適正な価格で取引されているということです。さらに、GMOクリック証券を利用する投資家も多いため、取引会社の信頼性も高いです。ぜひこの機会に口座を開設してみてはいかがでしょうか。

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インヴァスト証券

インヴァスト証券は、初心者でも簡単に自動売買が行える「トライオートFX」を提供しています。「トライオートFX」はプログラミング言語不要で自動売買の売買プログラムを作成することができます。また、作成したした売買プログラムをシミュレーションすることもできます。さらに、自動売買だけでなく、裁量トレードができるツールも用意されています。ぜひこの機会に口座を開設をご検討してはいかがでしょうか。

トライオートFX

DMM.com証券

DMM.com証券は、出金手数料、口座維持手数料、クイック入金手数料、ロスカット手数料、口座開設手数料等の各種手数料が無料の取引会社です。また、取引ツールも非常に充実しており、iPhone、Android両方に対応した「スマホアプリ DMM FX」で手軽に取引できるだけでなく、PC版取引ツールには初心者でも使いやすい「DMMFX STANDARD」の他にレイアウトやテクニカル、各受設定がカスタマイズできる高機能ツールの「DMMFX PLUS」が利用できます。さらに、取引補助ツールとして29種類のテクニカルツールを利用できる「プレミアチャート」や取引結果の分析ができる「取引通信簿」も利用できます。ぜひこの機会に口座を開設してみてはいかがでしょうか。

DMM.com証券

まとめ

まとめ

いかがでしたか?FXトレードにはいくつか種類がありますが、そのどの方法にも必ずリスクがついてきます。投資初心者の方は、リスクを全く伴わない「デモ取引」を使って練習するのが、以外と遠回りに見えて一番の近道だと思います。それを理解しながら楽しくFXトレードを楽しみましょう。今回の記事で押さえてほしい内容は以下の通りです。

  • トレンドに合わせる取引手法を「順張り」、トレンドに逆らう取引手法を「逆張り」と呼ぶ。
  • FXトレードにはポジションを保有している時間の長さによって、「スキャルピング」、「デイトレード」、「スイングトレード」、「ポジショントレード」の4つの取引手法がある。
  • 代表的なテクニカル分析手法として、RSI(オシレーター分析)がある。一般的にこのチャートを見ると、RSIが80以上で「買われすぎ」、20以下で「売られすぎ」の目安とすることが多い。
  • レバレッジをかけると利益だけでなく損失も大きくなる。また、レバレッジをかける際は強制決済である「ロスカット」に注意が必要。
  • 「デモ取引」を行い、実際に取引を始める前に練習をするのがおすすめ。