商品先物取引におけるリスク管理の重要性

商品先物取引はリスクのある取引です。むしろハイリスク・ハイリターンの取引といったほうがいいかもしれません。

それでは、商品先物取引に存在するリスクについて説明いたします。

商品先物取引に存在する主なリスク

  1. 価格変動リスク(地政学的リスク・気候変動リスク)
  2. 金利変動リスク、為替変動リスク
  3. 流動性リスク
  4. システム障害リスク

1.価格変動リスク(地政学的リスク・気候変動リスク)

最もわかりやすいリスクです。

商品先物取引における取引価格は、現物商品の価格動向によって変動します。現物商品の価格変動は商品の需給動向や国際情勢等、様々な要因の影響を受けます。

石油について考えてみましょう。

中東で紛争が勃発し、油田で火災が発生した、あるいは、スエズ運河が封鎖され石油の輸送が滞ったとします。

直ぐに石油の価格は高騰するでしょう。

次に、トウモロコシについて考えてみましょう。

トウモロコシの最大の生産国はアメリカ合衆国です。このアメリカ合衆国のコーンベルトと呼ばれる地域で干ばつが発生したとします。

直ぐにトウモロコシの価格が高騰することは想像に難くありません。

前者の石油の例のような国際的な紛争やテロ等によるリスクを地政学的リスクといいます。

トウモロコシの場合のリスクを気候変動リスクといいます。

2.金利変動リスク、為替変動リスク

商品先物取引で取引する商品の中には、金利の変動によって、その商品の価格に大きく影響されるものがあります。  

金を例に考えてみます。

金の価格の上昇要因は、一般的に低金利環境にあること、実質利回りが低下していること、米ドルが安くなっていることなどです。(下降要因は逆)

それでは、現在の環境を見てみましょう。

現在、日本のみならず世界の多くの国々において金融緩和策が継続され、預金や債券などの利回りは低く抑えられており、投資先として金に注目が集まり、金の価格は上昇しています。

このように、金の価格は金利変動による他の金融商品との相対的な比較においても変動します。

また、商品先物取引で取引される商品は、為替変動によっても変化します。

石油や金などの価格はドル建てです。従って、ドル建ての価格が変動していなくても円建の価格は、為替の変動により変動します。

これが、為替変動リスクです。

3.流動性リスク

商品先物取引は、限月までに必ず反対売買を行い、買い取引であれば売り決済を、売り取引であれば買い決済を行わなければなりません。

決済を行う時点で取引相手が沢山いる場合には問題はないのですが、取引相手が少ない場合には希望する価格で決済することができないことがあります。

このリスクを流動性リスクといいます。

4.システム障害リスク

商品先物取引においては、証券取引やFX取引と同様ですが、システム障害により意図したタイミングで決済ができないということがあり得ます。

これをシステム障害リスクといいます。

システム障害リスクには、商品先物取引所のシステム障害がありますが、自分が取引を行っている商品先物取引業者のシステム障害もあります。

以上の通り、商品先物取引にはいろいろなリスクが存在していることを頭に入れておきましょう。

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