重要ワード「証拠金・レバレッジ効果」
―商品先物取引、初心者が陥りやすい罠―

商品先物取引は、皆さんご存知の通り、ある商品を安い時に買い、高い時に売ることで、また、高い時に売り、安い時に買い戻すことで利益を得る取引です。

この商品先物取引の大きな特徴は、少額の資金で大きな額の取引ができるレバレッジの利用です。

レバレッジの利用とは、証拠金を差し入れることで証拠金の額に対してより大きな額の投資を行うことができます。これを「レバレッジ効果」といいます。

しかし、このレバレッジ効果には、投資家、特に初心者が陥りやすい罠が潜んでいます。

例えば、10万円の証拠金で商品先物取引を行ったとします。レバレッジ効果を10倍とします。10万円の証拠金ですから10倍の100万円の売買が可能です。

5月10日に7月限の商品を100万円購入。買った直後は値上がりが続き、6月30日には120万円まで上昇していました。そこで反対売買をすれば20万円の利益ですが、順調に値上がりしていたため、「まだ上がるだろう」と期待しました。ところが、7月に入ると急降下し、「明日は戻るだろう」と毎日考えていましたが、さらに価格は低下し、7月末には80万円まで下落してしまいました。商品先物取引には限月までに決済しなければなりません。この取引は7月限です。泣く泣く80万円で強制売却せざるを得ず、20万円の損失となってしまいました。

この取引を振り返ってみましょう。

初心者が陥りやすい罠

  1. 商品先物取引はレバレッジ効果を活用できるため、初めての取引でありながら100万円という大きな投資をしてしまいました。証拠金として拠出した現金が10万円だったことも心理的に影響したかもしれません。
  2. 商品購入直後に値上がりが続き、「さらに値上がりするだろう」、「もっと儲けられる」と考えていたときに、値下がりが始まりました。「少し下がってもまた上がるだろう」と高を括っていたが、その後も上昇することなく限月を迎え、損失を被ってしまいました。感や思い込みで取引をしてしまいました。
  3. 商品先物取引には限月が決められています。限月を迎えたら強制的に反対の売買をしなければならないというルールを忘れてはなりません。この取引においても8月に入ったらまた、上昇したかもしれません。

この3つの罠から初心者が考えるべきこと

  1. 初心者は少額から取引を始めるのが失敗しないコツである。
  2. 価格が上昇したときに、「まだ上がるだろう」と考えることは危険である。
    そこで、例えば、10%利益が出たら売却するなどのルールを事前に決めておくこと。また、価格が下落して損失がでている場合にも、損失の限度額をおくこと。
  3. 限月が近いと決済のフレキシビリティが小さくなるため、初心者はなるべく遠い限月を選択すること。

他にも罠はあるかもしれませんが、この3つは、商品先物取引を行う上で、大変怖い罠だと思います。

いかがですか?おわかりいただけましたでしょうか。

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