第7回 初心者にオススメの取引

投資対象として注目の商品先物取引。 昨今のユーロ危機で金融市場が荒れ狂う中、代替投資商品として商品先物取引に注目が集まっています。『商品先物は素人には難しい』というイメージを持たれている方も多いと思うので、初心者の方にもわかりやすく押さえておきたい価格変動要因のポイントをいくつか見て行きたいと思います。

金投資の魅力

世界人口の増加や新興国の成長によるコモディティ(金・原油・穀物など)の需給逼迫見通し、先進国の金融緩和政策等により、FXや株式、債券などの投資リスクを分散するため、コモディティ投資が資産運用先としての地位を拡大しつつあります。
特に注目されているのが実物資産としての価値を備えている金(GOLD)です。

2013年4月10日にゴールドマン・サックスが金相場見通しを大幅下方修正した2日後に金相場が30年ぶりとなる大幅下落を記録しましたが、その後、世界最大の金需要国であるインドや中国の金現物需要の急増が目立ち、金価格はV字型回復の様相を呈しています。

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、世界第1位の金需要国であるインドと第2位の中国は世界の金需要の3分の1以上を占めています。特に、経済成長の失速が指摘される中国は、2012年の金生産量が前年比11.66%増の403.1トンに達する中、年間需要はその産出量の倍以上となる832.2トンに増加しているそうです。

中国経済が依然不安定な中、投資家は安全資産としての金への投資が考えられているばかりでなく、今回の大幅下落により、投資家にとって金投資の魅力が再認識されており、今後も金への投資は増加する可能性が高まっているのではないでしょうか。

金投資なら商品先物取引

商品先物取引の魅力は総取引金額のおよそ3~10%程度。レバレッジを効かせながら効率よくトレードできるほか、マーケットの環境が悪いときでも売りから取引できることや為替の動きに敏感に反応することで、アクティブなFX経験者による金先物取引への投資が増えています。

なかでも、投資初心者や金投資を始めたいと考えている投資家から注目されているのが、少額資金で楽しめる金ミニ取引です。
金ミニ取引は、東京商品取引所が2007年7月から開始した金の商品先物取引。通常の金現物先物取引(金標準取引)の取引単位(1枚)が1キログラムであるのに対して、金ミニ取引の取引単位は標準取引の10分の1となる100グラムで取引できる小口化した金先物取引となり、これから始めたいという方にぴったりの人気の商品です。

国内の金価格は、ドル建ての金価格とその時のドル/円レートに影響されます。
以下の計算式により国内の金換算値を求めることができます。

それでは実際にNY金と為替の変動により、国内の金価格がどのように影響されるかを確認してみます。

たとえば、ドル/円が1円動くと国内の金価格はどの程度影響されるでしょうか?

仮にNY金の価格が1,400ドルで、そのときのドル/円レートが1ドル=100円から101円に変動すると、以下の換算値になります。

ドル/円レート=100円のとき・・・1,400÷31.1035×100=4,504円
ドル/円レート=101円のとき・・・1,400÷31.1035×101=4,549円

上記の例では、ドル/円レートが1円動くと、国内金価格はおよそ45円変動することになります。

それでは、1ドル=100円で、NY金の価格が1,400ドルから1ドル変動するとどうでしょうか?

NY金=1,400ドルのとき・・・1,400÷31.1035×100=4,504円
NY金=1,401ドルのとき・・・1,401÷31.1035×100=4,508円

上記の例では、NY金の価格が1ドル動くと、国内金価格はおよそ4円変動することになります。

このように国内の金価格は、ドル建ての国際金価格の変動に連動しているだけでなく、為替変動の影響も受けます。

商品先物取引の口座を開設しよう!

金ミニの先物取引を始めるためには、商品取引を扱っている商品先物取引会社に口座を開設することが必要です。インターネットから手軽に取引を始められるオンライン取引なら、手数料が安くほぼ24時間注文を出すことができる上にチャートシステムや情報ツールが充実しているので、金価格の動向をいつでも確認することができるので便利です。

取引業者を決めるポイントとして、金ミニ取引は通常取引の1/10の取引であるため、取引手数料が大きく影響されます。手数料は取引業者によって様々ですので、金ミニ取引の手数料が安い取引業者を選ぶことをオススメします。

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