みなさんは、株に投資したことはありますか?FXに投資したことはありますか?企業に投資するのが株、為替に投資するのがFXです。

商品先物取引は、商品(モノ)に投資します。

現在、商品先物取引への参加者の多くは資産運用を目的としていますが、販売業者が販売時商品の下落リスクを回避するために、また、製業者が原料価格の高騰リスクを回避するために利用しています。

それでは商品先物取引の仕組みについてご説明いたします。なお、もっと詳しく知りたい方は、農林水産省の「先物取引について詳しく知りたい」、日本取引所グループ東京商品取引所の「商品先物取引の仕組み」等をご覧ください。

♣商品先物取引と現物取引の違い

皆さんがスーパーで買い物するときには買い物時に商品と代金を同時に交換します。これが現物取引です。一方、これに対して商品先物取引は半年後とか1年後とか、将来のあるときに商品の売買を約束する取引です。

♣商品先物取引の「呼値」と「取引単位」

呼値とは、商品先物取引所において、それぞれの商品ごとに決められた最小単位をいいます。また、商品先物取引の取引数量の単位はで表現され、取引単位は1枚あたりの商品の数量です。例えば、「金」の場合、「呼値は1グラムあたりの価格、そして、取引単位は1キログラムと決められています。

♣「限月取引」とは

商品先物取引においては、商品ごとに決済期限が決まっています。従って、取引を行う際にはどの月の決済期限のものを売買するのかを決めなければなりません。この決済期限を限月といいます。決済期限は最長で1年です。取引を行う人は、決められた限月までに反対売買を行い、「差金決済(後述)」を行わなければなりません。

例えば、「金」の場合には、各偶数月(2月、4月、6月、8月、10月、12月)が期限となっています。この6つの決済期限が限月です。

♣「証拠金取引」

商品先物取引は、証拠金と呼ばれる担保を差し入れて取引を行います。証拠金を差し入れることで証拠金の額に対してより大きな額の投資を行うことができます。これを「レバレッジ効果」といいます。

例えば、10万円の「証拠金」で100万円の取引を行った場合、「レバレッジ効果」は10倍ということになります。

このように、資金効率の高い運用ができるのが商品先物取引のメリットです。一方、「レバレッジ効果」は、損失の面でも同様に働きますので初心者はレバレッジを小さくすることをおすすめいたします。

♣商品先物取引の決済方法(「差金決済」

品先物取引の決済方法は、「差金決済」です。「差金決済」とは、現物の受け渡しをせずに、「買い」の取引は「売る」ことにより、「売り」の取引は「買う」ことにより、買ったとき、あるいは売ったときの価格と反対売買を行ったときの価格の差額のみを精算する方法です。「差金決済」のメリットは、取引に必要な資金が少額で済むということにあります。

♣商品先物取引における損失リスク

商品先物取引では、投資した商品の価格変動による損失リスクを考えておかなければなりません。商品の価格は、商品を取巻く諸条件により時に大きく変動し、その結果、大きな損失を被ることを考えておかなければなりません。従って、そのリスクを上手くコントロールすることが大切です。リスクをコントロールするために注意点は以下の通りです。

  1. 余裕資金で取引すること
  2. 投資限度を決めておくこと
  3. 損失限度額を決めておくこと等