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国際ブランドとは?JCB・Visa・Mastercardなどの特徴や人気まで紹介!

クレジットカードをよく見てみると、表面にVisaMastercardなどのロゴマーク(国際ブランド)が付いています。

この記事では、クレジットカードの国際ブランドについて、その役割やブランドごとの違い、それぞれの特徴を解説します。

目次

そもそも「国際ブランド」とは?

クレジットカードによく記載されている「Visa」や「Mastercard」、「JCB」などのロゴマークは、クレジットカードのブランド名を表すものです。

日本で発行されているクレジットカードのほぼすべてに、国際ブランドが付いています。

「国際ブランド」とは

  • 一般的には複数の国や地域で利用可能である
  • 直接の資本関係のない販売店舗でも、契約・取引・決済が可能である
  • 利用者の数が多く、国際的(複数の国)に認知されている

上記の特徴を満たしたクレジットカードが「国際ブランド」として認知されています。

主要国際ブランド

主要国際ブランドとそれぞれの特徴は、以下の通りです。

名称 特徴
Visa 世界最大の決済網を持ち、会員数や加盟店数、知名度ともに世界最大のクレジットカードです。
Mastercard Visaと並び世界規模の決済網を持つクレジットカードです。とくに欧州ではVisa以上の強い決済網を持っていると言われています。
JCB 日本発で唯一の国際ブランドです。日本国内やハワイでは抜群の決済網と知名度を持ちます。
American Express ステータス性の高さで有名なクレジットカードです。高級ホテルやレストランでの優待サービスなどが有名です。
Diners Club アメックスと並ぶ高ステータスカード会社です。とくにレストランでの優待サービスには定評があります。
銀聯 中国中央銀行主導で発行されたクレジットカードで、今最も成長率の高いクレジットカードです。決済網は中国国内のみにとどまらず、広範囲になりつつあります。
discover アメリカのディスカバー・フィナンシャル・サービスが展開しているクレジットカードです。日本では発行されていません。2008年の買収で、前出のDiners Clubを傘下に置いています。

上記のような国際ブランドが付いたクレジットカードは、世界の至るところにある該当加盟店(各クレジットカードブランドと契約したお店)で利用することができます。

こういった国際ブランドの働きがあるお陰で、世界中で好きな時に好きなものを買えるわけです。

主要国際ブランドごとの特徴

主要な国際ブランドの特徴を見てみましょう。

Visa(ビザ)

Visa

幅広い決済網と使い勝手がVisaの最大の魅力であり、これぞ「どこでも使える」ブランドです。

Visaは1958年、バンク・オブ・アメリカが BANK AMERICARD を設立したことから始まりました。

日本国内はもちろん、海外でももっとも使いやすいため、クレジットカードをはじめて作る場合はVisaが無難でオススメです。

なお、Visaはクレジットカードを世界中で利用できるように決済システムを整備している「決済機構」

独自ではクレジットカードを発行しておらず、Visaからライセンスを得た各提携会社が、クレジットカードを発行する仕組みです。

Mastercard(マスターカード)

Mastercard(マスターカード)

Mastercardは1968年、チェース・マンハッタン銀行を中心に地方銀行協会に属する Interbank Card Association が組織されたことが始まりです。

Visaと同様に決済面で使いやすいのが特徴です。

MastercardもVisaと同様に決済機構で、ライセンスを受けた提携会社がクレジットカードを発行しています。

American Express(アメリカン・エキスプレス)

American Express(アメリカンエキスプレス)

American Express(略称、アメックス)は1850年、荷馬車により貨物を運ぶ宅配便業者からスタートしました。

会員のニーズに高いレベルで応えるコンシェルジュデスクが富裕層に人気です。

クレジットカードの中では、ダイナースクラブと1,2位を争う高いブランドイメージとステータス性を有しています。

一流ホテル・レストランなどの優待や空港ラウンジの利用など、提供するサービスの質が高く富裕層の支持が強いです。

JCBと提携(加盟店相互開放)しているため、JCBカードの加盟店であればアメックスも使えるようになっています。

※JCB側と直接の加盟店契約をしていない店舗では、使用できない場合もあります。

Diners Club(ダイナースクラブ)

Diners Club(ダイナースクラブ)

Diners Club(ダイナースクラブ)は世界初の国際ブランドで、草分け的クレジットカード会社です。

クレジットカードとして最古であるかどうかには諸説ありますが、クレジットカードが現在のような形になった歴史の中では最古であることに間違いありません。

もともとレストランでのツケ払いの役割で使えるカードとして誕生したため、カード名に「Dinners(食事をする人)」がつけられています。

多くの富裕層向を中心とした顧客を持ち、高いステータス性を備えた国際ブランドです。

利用金額の限度が高く設定されているため、高額商品の支払いでも利用出来るのが特徴です。

※正確には、他のクレジットカードのように一律の限度額を設けず、個人個人によって利用限度額が設けられています

JCB(ジェーシービー)

JCB(ジェーシービー)

唯一日本生まれの国際ブランドのJCBは、日本ならではのキメの細かいサービスでさまざまな人たちのニーズに応えています。

JCBは1961年、三和銀行(現 三菱UFJ銀行)と日本信販(現 三菱UFJニコス)によって株式会社日本クレジットビューロー(JCB)が設立されたところからその歴史は始まります。

日本国内に限定すればその加盟店数は他のクレジットカードをしのいで1位です。

2019年3末時点で、会員数は約1億3000万人(加盟店数は約3,000万店)を擁する巨大企業です。

参考:JCB|JCBの価値

国際ブランドのビジネスモデル

Visaをはじめとする国際ブランドは、キャッシュレス業界でどのような立ち位置なのでしょうか?

ここでは、クレジットカードをめぐる国際ブランドの役割についてじっくりと解説していきます。

国際ブランドの役割1.決済ネットワークの開発と調整

  • カードのセキュリティ(カードが偽物ではないか)の確認
  • 取引金額がショッピング枠を超えていないかの確認
  • カードの有効期限は問題ないかの確認

上記のような必要情報を世界中どこからでも瞬時に確認できるのが「決済ネットワーク」です。

こういったシステム網を作り上げて、障害を起こさず24時間どこでも安定して使えるように管理しています。

決済サービス網を世界中に提供することで、手数料を得るのが国際ブランドのビジネスモデルです。

国際ブランドの役割2.ライセンス管理

国際ブランドは「イシュア(カード発行会社)」や「アクワイアラ(加盟店)」にライセンスを与えることによりカード発行を可能にしています。

Visaカードを発行しようとする場合、国際ブランドと直接契約する「プリンシパルメンバー」か、またはそれらと資本関係がある「アソシエイトメンバー」になる必要があります。

新たにプリンシパルメンバーになる場合、最初に数千万円~1億数千万円ほどの「ライセンス料」が必要です。

国際ブランドの決済システムは、それらの各機関との間で売り上げデータを交換することにより成り立っています。

国際ブランドの収益源

  • Interchange Reimbursement Fee
    インターチェンジの際イシュアとアクワイアラーの間で分けられる加盟店手数料のこと
  • Interchange  Fee
    イシュアに支払われる手数料のこと
  • Volume fee
    カードで取引された金額全体に対してかかる手数料

上記のような収益源があります。

国際ブランドの役割3.国際ルール・ネットワークの管理運営

国際ブランドとしてのルールや規範を取り決め、安心してカードを利用できるような環境作りなどを行っています。

偽造カードが出回ったり、カード利用時に表示価格より高い金額が取られたりするようなことが横行すれば、国際ブランドとしての価値は下がります。

国際ブランドは、価値を下げないためのルールの策定・改訂を行いながら運営しています。

カード会社・国際ブランドのシェアについて(国内外の勢力図)

日本国内におけるクレジットカードのシェア(イシュアベース)

2016年のクレジットカード会社の取扱高別ランキング表

順位 カード会社名 シェア率 前年度比
1位 三井住友カード 11.3% ▲0.4%
2位 三菱UFJニコス 11.1% ▲1.2%
3位 楽天カード 10.7% +0.7%
4位 クレディセゾン 9.2% ▲0.7%
5位 イオンフィナンシャルサービス 9.2% ▲0.2%

出典:「日経産業新聞」2017年7月24日17面

三井住友カードが直近の5年ではじめての1位になっています。

楽天カードは、2014年にシェア8.9%でTOP5にランクインして以来、シェアを伸ばしています。

参考記事:「日経新聞」2018年1月9日

日本国外におけるクレジットカードのシェア(国際ブランド別)

世界のシェアはどうなっているのでしょうか?

2018年の世界におけるクレジットカードの国際ブランド別シェア

順位 ブランド名 シェア率
1位 Union Pay(銀聯) 57.60%
2位 Visa 24.77%
3位 Mastercard 15.33%
4位 JCB 0.96%
5位 American Express 0.84%
6位 Dinners Club /Discover 0.48%

出典:THE NILSON REPORT「Global cards-2018」

1位のUnionpayは中国で主に流通している「銀聯カード」です。

中国の人口が多いため、中国人が多くカードを作るとどうしても全体のシェアを押し上げてしまいます(2015年時点では15.0%だったシェアが2018年には50.0%を超えました)。

「私たち日本人が世界で使えるクレジットカード」というのを意識したときは、VisaもしくはMastercardのシェアを考えるといいでしょう。

この2つと比べるとアメックスやJCBのシェアがかなり少ないことがわかります。

まとめ

クレジットカードの国際ブランドについて、役割や特徴、それらを考慮に入れての選び方についてまとめてみました。

クレジットカードは奥が深いので、クレジットカードのことを詳しく知るきっかけになれば幸いです。


参考文献

2020年7月30日時点確認

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