比較.com FX比較の≪FX基礎知識≫ 全額信託保全によるFX各社の健全性の明確化について - 比較.com

全額信託保全の義務化

信託保全とは、投資家の資金を信託銀行に委託することで、FX会社が万が一倒産などしてしまった場合に保証されるシステムのことです。

全額信託保全の義務化

以前は信託保全を採用するかしないかはFX会社に委ねられていたのですが、内閣府令改正により2010年2月から全てのFX会社で全額信託保全が義務付けられることとなりました。

実際には2009年8月より適用されていたのですが、業者には半年間の猶予期間が与えられていました。全額信託保全が義務付けられることによって、資金力が潤沢ではなかったり、信用が足りない会社は取引を続けることが事実上不可能となり、営業を停止した会社や、売却した会社も少なくありません。

しかし、これにより、FX業界が健全化に向かったのは間違いありませんし、投資家にとって、資産が完全に守られるのは喜ばしいことでしょう。

信託保全がない場合

当然のように設定されている「信託保全」ですが、これまで信託保全されていないFX会社も数多く存在していました。
ある倒産したFX会社の現状は、債権者への配当率が債権額の僅か5.22%だったと言います。つまり預けた証拠金の殆どを失ったことになっていたのです。また「FX史上最低の会社」と言われたFX会社は、証拠金の返還が一切ありませんでした。投資家のお金を子会社や身内に分散し、計画倒産したと言われています。

FXを行う上で相場変動リスクなどにより損失を被る場合は自分の責任と諦めがつくかもしれませんが、信用リスクで大損害を受けてしまった場合、可能性はあると予め分かっていたとしてもやはり納得し難いものがあるでしょう。全額信託保全が義務付けられたことによって、その点は解消されたと思われますが、悪質な業者はあの手この手で騙そうとしているかもしれません。気を抜かず、入念に確認を行う事でリスクを最小限に抑えることが出来ます。

信託保全先が破綻した場合

銀行も倒産する時代です。FX会社が破綻した場合、信託銀行が保証してくれるのですが、信託銀行が破綻してしまった場合はどうなるのでしょうか?信託銀行は、固有資産と信託財産を分割して管理することが義務付けられており、万が一倒産してしまった場合でも、信託財産を差し押さえることは出来なくなっているため、投資家の資産は保護されます。ご安心下さい。

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